見出し画像

ベッドメイキング

■2024年(両親81歳) 

3/2
二女と訪問 12:00頃

そろそろお昼で起きている頃かなと思い、期待して向かう。

しかし、母はこの日も1Fの宿泊室で寝ていた。

二女が透かさずベッドのリクライニングのリモコンをつかみ、「押していい?」と聞いてくる。

二女の手元を見ると、ちゃんと頭を上げるボタンのところに指を置いている。

お願いすると、二女が慎重にボタンを押し始める。

すると、ブーンとベッドが動き出し、母の上体が起こされる。

リクライニングを起こしても、母はあまり反応せず。

目をうっすら開けては閉じる。

「尚子だよ!」との呼びかけには、辛うじて「うん」と答えるのみ。

二女が何やら一生懸命ベッドメイキングを始める。

最後に丁寧にブランケットをかけ、「ばぁちゃん、またね。バイバーイ」と声をかける。

心はもう、向かいの公園で遊びたくて仕方ない様子。

昼食の様子を垣間見られるかと期待したが、残念であった。

朝は起きてご飯も食べたらしいが。

二女に手を引かれ、公園に寄ってから帰る。

いいなと思ったら応援しよう!