ゴロゴロ
■2024年(両親81歳)
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父 入院12日目 続き(2)
15:00 父の病室へ
父の姿を確認し、いくらか落ち着く。
父は口を大きく開けて呼吸している。
呼吸する度、喉のあたりからゴロゴロと音が聞こえてきた。
何とも言えない音。
こうした音を聞くのは今日が初めてかもしれない。
左の鼻の穴にずっと詰められていたプラスチックのピンがなくなっている。
両鼻の穴の中は真っ黒。
固まった血なのか、赤黒い血で染まった脱脂綿が入っているのか判別がつかないのだが、とにかく真っ黒。
点滴は変わらず1日100ml。
流量4ml 積量56ml
酸素飽和度 91%
脈拍 88bpm
心拍 76bpm
喀痰ボトルには600mlほど赤い液体が溜まっている。
A病院には、明日からも特例で面会許可出してもらえないかと依頼する。
回答は明日午前中と言われる。