手を伸ばす
■2024年(両親81歳)
2/9
朝、往診医より電話あり。
今日、母の退院後診察があるそう。
来週のS病院診察について相談してみる。
すると、もしパーキンソン病なり難病なりの診断がついたところで、受給者証が交付されて医療控除が受けられるだけ。
治療方法が変わったり、状態が改善するわけではないと。
とのことで、やはり来週の診察は見送る方向にしようと思う。
17:00頃 仕事帰りに別荘に寄る。
旦那さんが娘たちを連れて来てくれる。
母はちょうどこれからお夕飯というところで、食堂のテーブルに着いていた。
娘たちは母の退院後、久方ぶりの再会。
父の「旅立ちの会」の日以来、約1ヶ月ぶりだ。
母は、表情は硬いが声掛けに少し反応する。
娘たちが隣で騒ぐ中、にゅーっと母の手が伸びてきて、三女の手を触ろうとする。
無表情ながらも、母のその行為がとても嬉しい。