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手厚く

■2024年(両親81歳) 

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14:00 母の面会 続き

ベッドの両脇からぶっとい固定ベルトが出ていて、母の腰回りが着物の帯で締め付けられているように頑丈に固定されている。
もっと動きたい様子だが、固定されていてかわいそう。

足元に掛けられているバスタオルが気になるようで、両手を伸ばしてわさわさと触っている。

「ビーフリード輸液500ml」という点滴に替わっていた。
(食欲不振や軽度の意識障害などにより経口からの栄養摂取が不十分な場合などに使われる輸液剤)

足の爪がものすごく伸びている。

ニッパーを持ってくれば良かった。
今日の所はナースステーションで爪切りを貸してもらう。

短く整えられてスッキリ。
父のあの恐竜爪に比べるとだいぶ柔らかく、血も通っている。

今日はしゃべるところが見られて良かった。

会話も少し通じ、ホッとする。

これからどんな風に回復していくのだろう。
とにかく早く退院して別荘に戻ってほしい。

面会禁止で会えなくなってしまう前に!
早く早く!!

夕方、別荘に電話して母に訪問看護をプラスしてほしい旨を伝える。

父の時はあと一歩のところで間に合わなかったので、母にはもう存分手厚く、できることは何でもしようと思う。

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