終始モゾモゾ
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単身で訪問 10:30頃
母は居室で休んでいるとのこと。
エレベータ―で2Fに上がり居室を覗くと、ベッドの布団がモゾモゾと動いているのが見える。
尚子「お母さん! 尚子だよ!」
母 「うん。」
母は寝てると思いきや、目を開けて起きていた。
カーテンを開け、窓を開けて換気する。
窓は危険防止のためにストッパーがついていて、ほんの数センチしか開かないようになっている。
もどかしいが仕方なし。
「今日はいい天気だよー! 桜ももうすぐ咲きそう。」と声をかけると、母の頭の中の物語を断片的に色々と語ってくれる。
少ししゃべってくれたかと思うとピタリと止み、目をつむってはまた突発的にしゃべり出すという繰り返し。
ベッドの上では頻りに布団の裾や紐、タグを両手でいじっている。
身に着けているフリースの袖を引っ張ったりねじったり。
父に似ている仕草。
手を伸ばしてベッドガードにつかまろうとしている。
起き上がりたいのか?
ベッドのリモコンが見当たらず、母の上体を起こしてあげられないのがもどかしい。
終始モゾモゾモゾモゾしている。
足もモゾモゾ。