スローペース
■2024年(両親81歳)
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単身で訪問 11:30頃 続き(3)
しかし、ふとした瞬間に目をつむってフリーズしてしまう。
寝てしまったかと思うと、またうっすら目を開け、食事を促すとまた少し食べてくれる。
非常にゆっくり。
途中、母が自ら右手を伸ばして何かをつかもうとする仕草を見せたので、スプーンを渡してみる。
すると、右手にスプーンを持ち、お皿やお盆にカチカチと小刻みに当てる。
ムース食もスプーンで抄おうと何度か試すも、なかなかうまく抄えない。
そのうち動作がストップし、フリーズ状態に。
自力で食べるのはとても難しそう。
またT医師の「スローになる」との言葉が頭によぎる。
確かに、食事の一工程一工程もかなりスローペースになってきている。
一口飲み込むのさえこんなに時間がかかるとは。
そのうち飲み込むのも忘れたままぼーっと目をつむってしまったり。
誤嚥のリスクはかなり高まるだろう。