『裏道を行け』 橘玲 講談社現代新書
副題は「ディストピア世界をHACKする」。「ディストピア」ということばが、コロナが流行り、ロシアがウクライナに侵攻し、サプライチェーンがフリーズしてしまった現在の世界にぴったり当てはまると思って、読んだ本だ。
世界(社会)は、ベルカーブ型から、下流から上流に向かってロングテール型へと変化した。これは、残酷な現実だ。上流に移行するためには「ハック」する必要に迫られる、そのハックは、モテ、金融、脳、自己啓発などで可能になる。このハックの様子を、恋愛工学からSNSと脳の快感回