仏教三大聖木の一つ 菩提樹の話
みなさまこんにちは
憶測から離れたニュートラルな状態と
広い視野を提供することで
真の能力を引き出すコーチングと、
天然香原料で本物志向のお香を追求する
香と瞑想とコーチングの小林 明美です。
毎年5月の終わりから6月上旬
梅雨入り前後の頃、
福岡では菩提樹の花が咲きます。
この季節
小さな黄色い花が下向きに咲いて
「お香の香り」と称される香りがします。
この香りと花のかわいらしさが好きで
あちこちの木に会いに行くので
この季節は毎年なかなか忙しいですw
菩提樹は仏教では三大聖木の一つと言われます。
お釈迦様が瞑想して悟りを得られたのがこの菩提樹の木の下。
「菩提」という字もサンスクリット語のボーディ〈bodhi〉の音を漢字にしたもので、悟りの意味です。
ただし、
実際お釈迦様が座ったのはこの種の菩提樹ではないようです。
【ボダイジュとは】
・中国を原産とするシナノキ科の落葉樹。その来歴には、12世紀半ばに臨済宗の開祖である栄西が、中国の天台山にあった本種の種子を持ち帰ったことを起源とする説と、筑紫の国(福岡県)に渡来したものが全国に広がったとする説がある。
・釈迦がその木の下で悟りを開いたとされるクワ科のインドボダイジュに葉が似るためボダイジュと命名された。インドボダイジュは熱帯性であり、中国や日本には自生しないため、本種をその代用とする。
クワ科とシナノキ科だと違いますね。
今回そんな菩提樹について色々調べてみました。
今日本にある菩提樹は
1190年、栄西禅師が宋の天台山にあった菩提樹を香椎宮に送ったと言われ、送られてきた菩提樹をこの地に植えたそうです。
これが日本に初めて伝来した菩提樹。
その後、
その菩提樹は奈良・東大寺に株分けされ、
さらに日本各地に分植されました。
今日本にある菩提樹は
この香椎宮に送られた菩提樹の子孫ということのようですね。
福岡市東区にある香椎宮、
ここは仲哀天皇と神功皇后がご主神。
仲哀天皇九年(200)、
神功皇后躬ら祠を建て、
仲哀天皇の神霊を祀給うたのが起源。
神話の中に出てくる神様がご主神って
なかなかの由緒。
香椎宮にはたくさんの
末社・摂社・境内社といわれる神社やお寺があり
実際、菩提樹があるのは
建久報恩寺という香椎宮の神殿の裏(西の方向)にある
栄西禅師が開いた日本で最初の禅寺です。
(今ここにある菩提樹もその子孫だそうです)
個人的にはこの香椎宮とても身近な神社でして。
私の育った場所のすぐ近くにあり、
毎年歩いて家族で初詣に行ってた記憶があります。
小学校の歓迎遠足もここ。
幼稚園の運動会もここの駐車場の広場。
今もよく参拝する神社の一つで、
香椎宮と大好きな菩提樹の関係を知って
いっとき興奮が収まりませんでしたw
他にも
福岡市東区箱崎にある恵光院
http://www.kyushyu24.com/frm21.aspx
福岡県宗像市の鎮国寺
http://chinkokuji.or.jp/guide/
太宰府市の戒壇院
http://kaidanin.sunnyday.jp/
などが有名。
少しずつ開花の時期が違うので長く楽しめます。
因みに2021年5月27日現在
箱崎の恵光院が7分咲きとのこと。
一昨日尋ねた時は4分咲き
まだ花が落ちてなくて
ふんわり良い香りが漂ってました。
鎮国寺は少し標高が高いせいか毎年恵光院より少し後。
5月23日現在はまだ青い蕾でした。
強い香りの花ではなく
小さな花がたくさん集まって香りを放ってくれます。
何年にもわたる苦行の果てに
苦行では悟りが開けず
瞑想の後悟りを開かれたお釈迦様
もしこの花の香りに包まれて
瞑想してらっしゃったなら
どんなに気持ちよかったでしょう。
お香やなど人の手が加わった香りも
素晴らしいです。
調香の楽しみや効果効能も期待できます。
そして
花そのものの香りは
咲いている時しか味わえないもの。
天然自然の香りは一期一会。
時が満ちて初めて花は咲きます。
この時期 私はなんといっても菩提樹。
まだまだもう少しあちこち走り回って楽しみたいと思います。
何かの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださってありがとう。
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