「うなぎの壁」と「リバウンド王」
気づけば9月も中旬。秋分も近づいてきました。
黄金に色づいたイチョウの葉が舞い、ぎんなんの実がクサ、、、いや、何ともいえない芳香を街路に漂わせる「輝ける食欲の秋」に備えて、、、
『グッバイ!セルライト!ハロー!スマートマイバディ!父さん、少し痩せちゃおっかな!』
ということで、ジャパネットで掃除機を買い替えるようなテンションで意気揚々とダイエット宣言をしたのですが、食いしん坊のダイエットは一筋縄ではいかないのです。まず、、、
『あ、でも、どうせ痩せるんだったら最後に美味しいもの思いっきり食べて、勢いをつけてスリムロードを突っ走りたいよね!夕飯なに食べようか?』
とか言い出します。(どうせ?)
挙げ句の果てには
『あー、痩せるの楽しみだなあ。どうしよう、痩せたら何食べよっかなぁ!ふふふ。リバウンドを制するものは、肥満を制す。』
と、もう痩せた気になっている。
しかもリバウンドする気マンマン。
まったく困ったものでして。
ちょっと、真面目にやりなさいよ。
今年こそ結果にコミットしなさいよ。と。
自らを叱咤激励している今日この頃なのです。
ねえ、食いしん坊って大変ですよね。
え、僕だけですか?
さて、与太話もほどほどに。
写真は夏のある日にいただいた八重洲の老舗
「はし本」さんの鰻重弁当です。
弁当箱にみっちり詰まった「壁」のような鰻に気を喪いそうになりました。
うなぎって平賀源内のおかげで夏のイメージがついておりますが、本来は『秋』に旬を迎えるんですよね。10月過ぎてから脂が乗ってくるらしいです。すなわち、うなぎ好きにとっては、これからが真打ち登場のクライマックス。
かといって、懐の事情もありますし、シーズンに何回も食べられるようなものではないですからね。ココゾ!という時期に食べに行って、大いに満足したいものです。
ゆえに、もうひと月は辛抱ですね。カロリーも出費も節約しつつ、待ち焦がれた時間が鰻にえも言われぬ味わいを与えることを期待して。
ああ、待ち遠しい。
それでは、また明日。