「柿」と「ロックフォール」
「風邪」のせいなのか。
「二日酔い」のせいなのか。
この頭痛や気だるさ。
どっちかわからん。
みたいな日、ありますよね。
そんな時の判別方法は二つあると思うのです。
①お酒を飲まずにお風呂にゆっくり浸かり、
早く寝て翌朝の体調を見てみる。
はい。まっとうですね。
②鬼が出るか蛇が出るか「迎え酒」にトライ。
無事に「迎え」られたなら吉。
杯が進まなければ風邪。
うーん、クレイジーですね。
まともじゃない。
しかも、この「迎え酒コース」。
風邪であるにも関わらず杯が進んでしまい、
翌朝に地獄を見るパターンもありますので、
要注意です。
しかし、
これが飲み助のさがというやつでしょうか。
危険を承知でこちらを選んでしまうんですね。
まったく。
「わかっちゃいるけどやめられない。」
とは、本当に上手く言ったものです。
さて。
『旨いものは臭うもの。』
とは開高健さんの言葉でありますが、
ブルーチーズ殿はその筆頭格ですね。
僕もこの香りを嗅いでしまったが最後、
気が済むまでお酒と共にちびちびやりたい
という衝動が抑えられなくなり、
『たれかある!サケをもてぇいッ!!』
と心の「酒殿様」が騒ぎ出します。
ということで、トップの画像。
柿とブルーチーズの角切りを和えたものですが、
これ。お酒とまりません。
もうどうにも止まらない。
ノンストップ狂四郎。
ブルーチーズにハチミツのまったりした甘味
という組み合わせは言わずも知れた名コンビ
(ピッツァの上でもよく見ますね。)ですが、
柿とここまで相性良いとは!
チーズのとろりとした濃厚かつ刺激的な旨味と
柿のしゃくしゃくした爽やかな口あたりと
みずみずしい自然な甘味。
白ワイン(または腰の入った日本酒)が、
つるりつるりとのどを滑り落ちてゆきます。
那智の大滝。
ぜひ、お試しいただきたいものであります。
ちなみに、このレシピを教えてくださったのは、
フランス在住の友人「サイトウアキ」さんです。
感謝。
それでは、また明日。