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今回は「サービスの質」はこれでわかる!です。

一般に「サービスの質」については、人間がやることなので、

・一定の品質での提供が難しい
・コミュニケーションをとるのに安定感がない
・高いサービスレベルを維持するのが難しい

など、形のある製品とは違うレベルの議論がされます。

最悪のサービス


今回私がお話ししたいのは、レストランでいつも思う「サービスの質」
についてです。

コロナ禍前には、割と定期的に近所のイタリアンやフレンチに、まめに足を運んでました。

しかし、最近はまた新種のコロナウイルスがはやり出し、なかなか気軽に
レストランに足を運ぶことはままならないようになっています。

かくゆう私も、8月19日に初めてコロナにかかり、「ゾコーバ」という
新しいコロナ治療薬飲むことになりました。
幸い、味覚がなくなるとか副反応はなく、順調に回復に向かっている
気がします。個室に閉じ込められてはいますが・・・

それは別にして・・・
私の気に入っている、よく行くお店は、注文したものがテーブルに配膳される時に、「これはどなたのご注文でしょうか?」とは絶対に聞きません。

これを読んだ貴方は、「何がポイントなの?」と思うでしょうか?
これは「よりよい品質のサービスの提供」という点において、
とても重要な意味あいがあります。

テーブルについている人が、10人もいたら何も文句は言いません。
では、4人ならどうでしょう。

4人くらいの客で、「これはどなたのご注文でしょうか?」と
言われたら、さすがの温厚な私でも「カチン」ときます。

もし、こちらが2人で「これはどなたのご注文でしょうか?」と
言われたら、速攻「あぁ、この店はサービスという言葉はないんだな」
と思ってしまいます。
なぜ、2人分の、または4人分の注文を注文時にきちんと区別できない
のでしょうか?

それでいて、テーブルのすみには「当店のサービスについて」などと
いうアンケート用紙が載っています。

私に言わせれば、徹底的にサービスを極め、さらに改善点があるのかを
客に聞きたいのであれば書いてもいいのですが、たかが2人分の注文も
区別できなくて、なにがアンケート?と思ってしまいます。

もし、サービス業の方がこの記事をお読みでしたら、そんなことを
思っている人がいると、頭の隅にでも置いておいてください。

お店の人がより良いサービスを意識しているのなら、オーダーを
取る時に誰が何を頼んだのかを、注文表にキチンと記録して
おくべきなんです。

席を右回りに、A、B、C、Dとし、オーダーされたものをそれぞれ
A、Bなどと書いていけばわけありません。

要は、工夫をするかどうかです。その気遣いがサービスです。

そして、料理ができたら黙って注文してくれたお客に、的確に配膳する。
それが「より高いサービス」の提供だと思います。

簡単に他店との差別化になります。

そして、そういう店はリピーターが間違いなくつきます。
そして繁盛します。

配膳の時に、いちいち「これはどなたの?」と聞いているようでは、
聞かれる方もいちいち面倒くさいし、お店のやる気のなさを感じ
ざるを得ません。

そして。「また来よう」とは思いません。
今度、レストランへ行かれたらそんな視線でお店の「サービスの質」を
チェックしてはいかがでしょうか?

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