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飛行機の中で読んだ本の感想
シドニーを往復する長い長い飛行機の旅の中で読んだ本の感想と主観的な点(1~5)を書いておく。
カズオ・イシグロ「わたしたちが孤児だったころ」:4
さすがノーベル賞作家というか、淡々としながらも一気に話が盛り上がって、夢中になって読めます。毎回思うけど、この人の作品は主題が何なのか読んでいる間はさっぱりよく分からなくて、読み終わってからああこれはこういう話だったんだなと分かるようになっているみたい
トロントからシドニーへ
今週は学会でオーストラリアのシドニーまで行くことになった。
トロントの空港の混乱ぶりは依然として深刻である。朝6:30発のフライトなので、昔の感覚では2時間前に着くと時間が余りすぎるはずだけど、今の空港は普通ではない。3:30AMに空港に着き、ゲートにたどり着いたのはなんと5:30AMである。チェックインするのに30分、保安検査に30分、アメリカで乗り継ぐための入国手続きが1時間と、とにかくどこも
感動する本と何度も繰り返し読む本
最近、読んで感動する本と何度も繰り返し読みたくなる本はけっこう違うということに気がついた。
感動する本を読むと、自分は心底からディスターブされて他のことが考えられなくなり、仕事に手がつかなかったり、家族との会話も上の空になってしまう。自分にとっては、たとえば谷崎潤一郎の「細雪」とかサマーセット・モームの「人間の絆」なんかが当たる。こういう本は素晴らしいのだけど読むのにもかなりの精神力を必要とする
カナダを代表する食べ物
カナダを代表する食べ物、それはプーティンとティム・ホートンのドーナツである。
ティム・ホートンはトロントの至る所にあるけど、家の近くのティム・ホートンは窓が大きくて店内が明るく、忙しい通りを人や車が通りすぎるのを眺めながらパソコンで作業ができる、とても好ましい環境である。広いしソーシャル・ディスタンスもかなりしっかりしているので、なかなかのんびりできる。
ティム・ホートンではオールドファッション