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・・・コロナの今、現在の日本と中庸について ネットでいいから、もっと叫ぼうよ(一人一律十万の給付も検討の様子から)・・・
「今の社会、中庸の本質が抜け落ちている」、というのが僕の意見だ。
中庸、goo辞書には、「かたよることなく、常に変わらないこと。
過不足がなく調和がとれていること。また、そのさま」とある。
普通、巷で解釈されるには殆どこうであろう。
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帝王学の筆頭とも言われる易があるが。
その易経の専門家、私の私淑する竹村亞希子先生は、
「易経」一日一言、の中で、易経としての中庸をこう書いてある。
「行動に出るべき時には出る、控えるべき時には控える。
自分の地位や立場が危うくなろうとも、進むべき時であれば進み、
退くべき時であれば退く。時には嘆き悲しみ、
時には喜び、時には烈火のごとく怒る。
軋轢を避け、
波風を立てないように常にほどほどの加減を保とうとすることが中庸の精神かというと、そうではない」。
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中庸という言葉の本質としての意味、
つまり僕が言いたいのは、
今の日本、もっと意見を言おうよ、若者も叫ぼうよ、
そんな空気を創ろうよ全体で!ということなのだ。
ネットでもいいから。
大きく分ければ、大衆が社会に対して、政治に対して。
権力者が大衆に対して、本音を言いなさすぎると思う。
帝王学の易は、君子という言葉を使って、
賢者とは中庸を心得るものをいうのだと書いてある。
コロナの世で、暗黙のルールが支配しそうなこの国独自の空気。
自分の、自分たちの本当の声、心を殺していませんか?
人間として言いたいこと、黙っていませんか?
謙虚の美徳とは言うけれど、
謙虚という言葉には古来、かしこまるというイメージだけではなく、
言うべきことはきっちり言うと、そんな意味もしっかり含まれていました。
「余計な波風を立てるなよ!」、
僕は若いころ、そんなシーンに無数に出会ってきた。
そういう組織はワンマンになり、やがてイエスマンが溢れ、
どこかで朽ちはじめる。
今日、政府が国民一人一人に一律十万の給付を行うことを
所得に関係なく検討する段階に入った。
総理側(詳しいところまではわからないが、総理側と言ってもいいだろう)が、給付金主張者たちの声に一旦耳を傾けられた。
組織というのは、
トップが賢人たちの意見に耳を傾けなくなったとき崩れていくという。
それは国でも同じなのである。
謙虚さと実行力、この際、安倍総理には、是非とも勇気ある英断をして欲しい。
ダイナミックな安心感、まずはそれを国民に与えることだ。
自分を含め、自分だけではない大切な他の何か・人・もの・こと、それを思いやるがための、そんな本音・本心・本当の声、意見がぶつかりあうことで、「本質」というものは熟成し、困難は乗り越えられるのである。
一度給付せよ、必要なら第二弾、第三弾と、
議論を進めながら同時並行で施策を講ずればいいのである。
議論の中で答えを見つけていけばいい、それが我々が誇る民主主義というものではないか!
Rose Garnet
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