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【映画】王様の剣の感想!良いやつじゃん!【ネタバレ】

どうも!あぶらでごんす!

ディズニープラスに加入してるから時間ある時にディズニーの古い長編映画を見てるんやけど、まだまだ見たことないのいっぱいあるね!


その中から今回見たのが「王様の剣」

舞台はイングランド。
召使の少年が森で暮らす魔術師と出会い、彼から魔法の教育を受けて成長していく物語。


ビールに合う度🍺・・・・・・・・★★★⭐︎⭐︎
作画変態度・・・・・・・・・・・・・・・★★★★★
良いポリコレ度・・・・・・・・・・・★★★★★★★★★★





※ここから先ネタバレ含みます!気になる方はすぐ引き返してね!




超有名な「アーサー王伝説」の前日譚的な内容やと思う。
アーサー王伝説って名前は知ってるけど、内容はよく知らんからたぶんそうっていうぐらいしか分かりません。


原題は「The Sword in the Stone」で直訳すると「岩に刺さった剣」

ファンタジーではベタ中のベタな設定
“この岩に刺さった剣を抜いた者が、次の国王となる”ってやつの元ネタがたぶんこれ。

これっていうか「アーサー王伝説」。


主人公のワート(あだ名。本命はアーサー)が森の中で魔術師のマーリンと出会う。

このマーリンは未来を見通す力があって、ワートが立派な人間になる未来のために教育をする。


まずここがいい!


魔術師なんやから魔法でどうこうするかと思いきや、教育で人を変えようとする。

魔法を使うのは教育に必要な時だけ。

例えばワートが勉強する時間を作るために皿洗いとか掃除を魔法でやってあげる。

もう現代の意識高い人たちがやってることまんま!
自分のやりたい事をやるために食洗機とかルンバとか使って家事を時短するみたいなね!

これ1963年の映画ですよ。
未来を見通す力があるのはマーリンじゃなくてウォルト・ディズニーさんの方やって。

ちなみにこのシーンの音楽が超おしゃれ!急にバリバリのジャズが流れる!


マーリンは魔法でワートをいろんな動物に変えて、一見何も悩みがなさそうな動物でもいろんな事で日々悩んだり、困ったりしていることを教える。

地位とか生まれとか関係なくどんな人でもなりたい人間になる権利がある。そのために教育がある。



めちゃめちゃ新しいテーマやん!




これがポリコレって言うんじゃないんですか!

今のディズニーの人らはこの映画見て勉強した方がいいよ!

無理矢理いろんな人種出したり、突然同性愛の描写したりせんでいいんやって!

そんなことせんでも伝え方なんぼでもあるんやから!



そして悪役もいい!


ミムっていう魔女なんやけど、とにかく自己肯定感が高い!

「自分はブスだけど魔法でもっとブスにもキレイにもなれる、でも元の自分が好き!」って言っててめっちゃ良いやつやなーってなった!

人を驚かせたり、困らせる魔法が好きでやってることは悪いんやけど、極悪人じゃない。

マーリンと魔法で戦うけど、魔法の優劣を競うだけでマーリン自体を否定することはしない。殺そうとはするけど 笑

マーリンも決着がつけばとどめを刺そうとはしない。

そして普段はできるだけ関わらないように暮らしてる。

これ大事やと思うんだよね!

どうしても意見の合わん人っておるけど、わざわざその人の所までいって「おまえは間違ってる!」って言う必要ないもん。

ミムのことディズニーのヴィランで1番好きになったかもしれん!




そして映像がキレイ!


さっきも書いたけどこれ1963年に公開された映画で今から60年前の作品。

CGなんてないから全部手描きのはずなんやけど、どうやってんのか分からん。

水の表現とかヤバい。

フィルムの前に水槽置いて撮影したんかなってレベル。

もしかしたらデジタルリマスターとかでCGで修正されたりしてるんかもしれんけど、それでもすごい。




ということでちょっと思想強めになってしまったけど、そういうこと考えんくても楽しめる良い映画でした!



ちなみに主人公がなぜワートって呼ばれてるかというと、

本命はアーサー(Arthur)で、
アーサーって名前のあだ名で一般的なのがアーサー(Arthur)を略してアート(Art)、とかアーティー(Arty)らしい。

ほんでアート(Art)の頭にWをつけるとワート(Wart)になって“イボ”っていう意味になるから意地悪でそう呼ばれてるっぽい。




気になった人はぜひ見てみてね!






おわり!

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