見出し画像

会社員必読!意識が変われば行動が変わる『入社1年目の教科書』

こんにちは、石川由弥子(ゆみこ)です。

社会人経験ももうすぐ10年ほど経つのですが、とあるきっかけで『入社1年目の教科書』を読みました。「なぜ…入社時に読まなかったのか…!すでに発売されていたというのに…!」と後悔の念が押し寄せるほど、社会人としての基礎・基本が書かれている本でした。

人はいつからでもスタートが切れる。新入社員もこれから新入社員になる方も、ベテランの方にも役立つ、岩瀬大輔さんの『入社1年目の教科書』をご紹介します。

『入社1年目の教科書』の内容

ベテランも新人も、今日から仕事への取り組み方や考え方がすぐに変わり、一生役に立つ「指針」となる一冊。東大×MBAで30代でライフネット生命保険の副社長になり、ダボス会議の「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出された著者が初めて語る、仕事における原理原則とその具体的方法。

『入社1年目の教科書』のおすすめポイント

著者の岩瀬さんはネット保険の先駆けである、元ライフネット生命の副社長を務めた方。東大法学部在学中に司法試験に合格し、卒業後はボストン・コンサルティング・グループに就職。エリート中のエリートです!

肩書きを見ると自分とは全く違う人種…と慄いてしまいますが、本作を読むと、彼も新入社員時代があって、コツコツやるべきことをやってきた方なのだなとわかります。大事にすべきことはエリートであろうが、なかろうが一緒なのだと安心しました。

今回は、本作に書かれている50のコツの中から、特に私が心に残ったことをご紹介します。

1.「何のために」で世界は変わる

「いつまでに必要ですか?」「何のためですか?」

仕事を依頼された時に確認すべき2つのポイントは、期日と理由。期日はみんな確認すると思います。しかし、意外と、「何のため」という視点が抜けてはいないですか?私は抜けていたなと反省しました。

依頼されたことが「どこを目指したもの」なのかという「何のため」を把握することで、どこまでまとめたら喜ばれるのか、補足事項はないかまでを考えることができる、と岩瀬さんは言います。確かに自分が上司だとしたら、依頼したこと以上に意図を理解してまとめてきたら、仕事がしやすいですよね。

2. 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」

単純作業が好きな方もいると思いますが、私は結構、飽きてしまうタイプ。この仕事に意味があるのか、なんて思ってしまうこともありますが、岩瀬さんの捉え方はこうです。

例えばデータ入力を依頼された時は、何のデータを入力するのかをじっくり観察する。
数値はどう変化しているのか、規則的なのかなど傾向を掴み、数字に意味を見出す。
それでも退屈だと感じたら、効率的に作業を行うために仕組み化する。
また、作業をゲーム化し、完了までのスピード短縮をするために改善する。
自分で仕事に付加価値をつける。

ただやらされるのではなく、「どうしたらもっと良くなるか?」と自分自身で課題を見つけ、工夫をし、改善することで、仕事も早くなり、評価も上がりますよね。仕事を面白くするための工夫、学びです。

3. 仕事は盗んで、真似るもの

仕事は真似ること、盗むことでしか身につかないと言っても、決して言い過ぎではありません。

「カンニングしたらダメだよ〜」と言われて育ってきている私たちなので、真似をすることに少し抵抗があるかもしれませんが、仕事において大切なのは成果

私はそれに気づくのが少し遅かったのですが、いいことはどんどん真似した方がいいなと今では思います。自分のスタイルを形成するためにこそ、他人から盗み、真似をすることが必要なのです。

4. 社会人の勉強は、アウトプットがゴール

教養として漠然と読むのではなく、常に「So what?」に落とし込むように読まなければならないのです。

自己啓発系の本を読む時も同じことが起こっているのですが、読んで満足してしまうことは多いのではないでしょうか? 自己啓発の場合は自分の生活に取り入れて初めて意味のあることになると思います。

仕事の場合は、「自分たちならどう行動すべきか」という視点で、本を読むと見え方も捉え方も変わると思います。業界問わず、学べることはたくさんある。
その学びを生かすまでが仕事ですね。

5. 感動は、ためらわずに伝える

人間は、いくつになっても認められたいものなのです。
感動を覚えることがあったのなら、ためらわずにそれを伝えるべきだと言いたいのです。それがお互いのためになるから。

目から鱗だったのが、こちら。
上司にお礼は言うことはあっても、褒めることってあまりしてこなかったなと感じました。確かに、素直に思いを伝えられたら嬉しいですよね。「ここがためになりました。この視点が勉強になりました。」と具体的に伝えることがポイントです。

私は結構、認められたい欲が強いので、具体的に褒められたら嬉しいです。それは上司も一緒だよな、と改めて気づきました。(笑) クレクレちゃんじゃダメですね!

画像1

(今日からふんどしを締め直すぞ〜!)

基本的なことだけど大切なこと

ピックアップでお伝えしてきましたが、教科書という名の通り、大切にすると良いことが50個書かれています。どれもとても難しいことかと言われるとそんなことはなく、少しの意識で変えられることがたくさん。

自分の意識を変え、行動を変えるだけで、今よりも認められるようになったらいいですよね。チャンスを掴むきっかけを作るのは、自分の行動だけなのです。

新入社員の方はぜひご一読を。改めて会社員として活躍されたいかも読むと意外と突破口が見つかるかもしれません。

ではまた〜

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?