一生が一瞬!?限りある人生の生き方を問う映画『OLD(オールド)』
こんにちは、石川由弥子(ゆみこ)です。
久々にヒットな映画と出会いました!
どんな人にとっても時の流れるスピードは同じ。
しかし、とある場所にいるだけで急激に時が流れ、猛スピードで歳を重ねてしまったとしたら。
そんな「もしも」が起きてしまう映画『OLD(オールド)』をご紹介します。
映画『OLD(オールド)』のあらすじ
▼Amazon Prime Video (プライム・ビデオ)
『オールド(字幕版)』
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09S2XQHPN/
映画『OLD(オールド)』のおすすめポイント
本作は映画『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督作品です。
とあるプライベートビーチにいるだけで人の一生が1日で過ぎ去っていくタイムスリラー映画です。
面白かったポイントを3つご紹介します。
1. 何が起きているかわからない、得体の知れない恐怖
家族たちが陽気にバカンスを楽しんでいる様子から一転。各々ビーチを楽しんでいたはずの人々に少しずつ異変があらわれます。
ビーチに流れついた謎の死体、ついさっきまで元気だったペットの突然の衰弱、少し目を離したうちに何故か体格が良くなっていく子どもたち…。
何かがおかしい。でも、何が起きているのかがわからない。
じわりじわりと恐怖が広がっていく様子と、恐ろしいほどに美しい海のギャップは必見です。
2.家族の「老い」に向き合う
ビーチでは急速に歳をとっていくことに気づいた頃には、すでに6歳の弟は青年期のような見た目に。
一気に大人に近づく子どもたちの変化と違って、親の変化は徐々に現れ始めます。
私がこの映画を見ている中で一番辛かったポイントです。
母は耳が遠くなり、父は目がかすみ、今まで子どもたちを守ってくれた頼りがいのある両親の姿が、時間が進むにつれて小さく、弱々しくなっていきます。
「老い」は誰にでも必ずくるもの。
自分が親孝行できる時間も本当は限られているのだと、改めて気付かされました。
3.バカンスに隠された巧妙な罠
このビーチは一体何なのか? 誰が、どんな目的で彼らを閉じ込めたのか。
全てのことが明らかになるラスト20分は、息も付かせぬ怒涛の展開です。
巧妙に隠された伏線が回収され、点と点が繋がった瞬間、「なるほど!!!!」と膝を打ちました。
二度見ると、こんなところにもヒントがあったんだ…と発見があります。
ぜひもう一度見ることをおすすめします。
人は生まれた時から死に向かって生きている
本作を見て思ったのは、人は生まれ落ちた瞬間から死ぬことが決まっている、ということ。
急スピードで歳をとるビーチにいるからこそ実感しただけで、私たちは誰もが歳をとりいずれは死にます。
親がいつまでも元気でいることはなく、自分もいつまでも若いわけではない。
人生には限りがある、そんな当たり前なことを実感させられる映画でした。
人生は一瞬だからこそ、今を悔いなく生きていきたいと思います。
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ではまた〜