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マインドフルネス瞑想とコーチングのメソッドと学習方法の共通点

2021年大晦日。

皆様は、どんなチャレンジをした年でしたか?

私のチャレンジの一つはマインドフルネス瞑想とコーチングの探究(学習)を始めたことです。

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マインドフルネス瞑想とコーチングには多くの共通点があり、また相互に関連し合っているところが興味深いです。この記事では、マインドフルネス瞑想とコーチングの学習方法とメソッド自体の共通点に触れていきたいと思います。

大晦日ですし、振り返りとして、メモに残してみます。どなたかのインスピレーションにつながれば、嬉しいです!

なお、マインドフルネス瞑想はMetyというオンラインコミュニティで6月から、コーチングはZaPASSというコーチングスクールで9月から学んでいます。

1.方法論と目指すものの共通点

瞑想とコーチング自体の4つの共通点について触れていきます。

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1-1_観察に徹する/ジャッジメントを手放す

瞑想もコーチングも最初に指南されることの一つは、ジャッジ(評価)を手放すことです。瞑想であれば、身体的な感覚、浮かんでくる雑念に対して、コーチングであれば、クライアントの状態・話に対してです。感覚的な話ですが、瞑想やコーチングを学習すると、"自分"を含めたあらゆる人もしくは事象に対して、適切な空間をつくることが増えていきます。そのことで、より観察に徹する、ジャッジを手放すことがうまくなっていきます。

202105_Shape ONE_創造性を回復するプログラム (2)

1-2_身体感覚(体観と臨場感)

瞑想もコーチングも身体感覚を重視する方法論です(本質的には“在り方”ですが、今は方法論と説明させてください)。瞑想で言えば、呼吸に関心を向けて、吸った息が鼻先から体に入り、膨らみ、息を吐く時には膨らんだ体がしぼんで、鼻を通って体の外に出ていく様子。また、「体観(ボディスキャン)」といって、体の内外の感覚を感じるトレーニング。コーチングで言えば、クライアントはコーチとの対話を通じて、将来・過去・現在の「臨場感」、つまり、五感で触れる感覚や感情、それを通じて湧き上がる出来事や考えに着目して、自分の軸(ビジョン、ミッションや行動の選択肢)を明らかにしていきます。すなわち、瞑想、コーチングともに身体感覚を重視する方法論なのです。(何度もすみません、あえて、方法論と言っています)

1-3_メタ認知(離見の見)

瞑想は自分の感覚・感情に加え、考え・イメージという雑念を客観視(メタ認知)するもの(能の世阿弥の「離見の見」)です。呼吸に関心を向けている自分を意識する。頭から足先までの感覚を感じ、湧き上がってきた感情、考え・イメージに対して、距離を置いて眺めてみるというものです。一方で、コーチングに目を向けてみましょう。コーチはクライアントに対して、同じような役割(クライアントのメタ意識)を担っています。コーチはクライアントの状態(感覚・感情などのコンディション的なもの)、クライアントの言葉を第三者として、受け取ります(受け入れるのではなく)。瞑想でも、コーチングでも、重要なもの、それは「メタ認知」です。

202105_Shape ONE_創造性を回復するプログラム (1)

1-4_マインドフルな(あるものに気付ける)状態を目指す

瞑想もコーチングもこれまで書いた「観察に徹する」「身体感覚」「メタ認知」という点で方法論に共通点があります。そして、この二つのメソッドは目指す状態(目標)も共通しています。その目指す状態とは「マインドフルな("ある"ものに気づいている)状態」です。自分自身の中にある感覚・感情・考え・振る舞い(イメージ)にジャッジメントなしに気づける状態。そして、この状態は(自分で設定した目的に対して)活用できるリソースが多くあることへの気づきにつながります。

コーチングに関する補足:
コーチングのセッションは対話を通じて、クライアントが自身(やテーマ)に気づいていくことが目標です。なので、コーチのみならず、クライアントも「観察に徹する」「身体感覚」「メタ認知」という方法論(スタンス)を大切にすることがセッションの質向上に役立ちます(より多くの気づきを得ることができます)。また、マインドフルな状態を保つことができると、誰彼と比較することを手放した上での目的・目標設定にも役立つ上、自分を含む世界全体にリソースに溢れていることへの気づきにもつながります。

2.学習方法の共通点

マインドフルネス瞑想とコーチングの学習方法についての共通点を2つほど。

2-1_学習

瞑想もコーチングもオンラインで学んでいます。講師、参加しているメンバーとも実際に会うことはほとんどなく、基本的にディスプレイ越しにコミュニケーションしています。当初、特に瞑想は身体の観察が求められるもので、それをオンラインのコミュニケーションで行うことが成り立つのか、という懸念がありましたが杞憂でした。また、オンラインを主体にオフラインとの連動をデザインすることで、さらに学習効果が上がっていくものなのだろうなと感じた次第です。

2-2_実践とコミュニティ

クラスで学んだことを実践し、コミュニティでシェアすることで学習効果を深化させています。瞑想クラスもコーチングスクールも、関連知見のレクチャーと、実際のトライ(実践)がセットになっています。瞑想クラスであれば、クラス以外の時間に短時間の瞑想をしてみることや、例えば会話や食事をマインドフルにやってみること。コーチングスクールであれば、様々な方に実際にコーチングセッションを持つことや自身でコーチングを受けること。これらの実践を通じて得た気づきを、心理的な安全性が担保されているコミュニティにシェアし合っています(瞑想クラスにおいては私の一方的なシェアかもしれませんが)

おわりに

2021年にチャレンジした、マインドフルネス瞑想とコーチングの学習。先生・師匠とコミュニティのメンバー、全ての関わる方々のおかげで、学びを深めることができました。学びのプロセスの中で、双方の共通点を発見していくことが大きな喜びになりました。来年も引き続き取り組んでいけたらと思います。マインドフルネス瞑想やコーチングの学習者・実践者の方のインスピレーションにつながると嬉しいです。では、今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

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