目的もなく訪れた本屋で、私たちはどんな本を手にとるのだろうか?
自分が普段行かないコーナーで本を選び、参加者の皆さんとシェアする「読書しない読書会」。その参加者が口にしたフレーズが気に入ったのでタイトルに。
今回、感想をくれたその方は、一度も足を運んだことがない理系コーナーにくじを引いた結果、行くことになりました。そこで彼女は、「本のタイトルは全く目に入らず、ビジュアルに惹かれて本を手にとっている自分に気づいた」とのことでした。確かにシェア頂いた購入本を見てもどこか可愛らしさやビジュアル要素が多めの表紙のように感じます。
他の参加者では、【人はなぜ、ゴール1メートル手前であきらめてしまうのか?】という本を選びました。なぜ選んだのか話を聞くと「問いかけをしてくれるタイトルに興味を持ってしまった」とのこと。もし【ゴール1メートル手前で諦めない技術】など書いてあったら手には取らなかったかもしれないという話をしていただきました。
その方は結果的に3冊ほど購入したのですが、どこかコンプレックスを刺激する内容に興味を惹かれているようでした。
これらは会話のほんの一部で、本を選んだ理由を聞けば聞くほど、各々が多くの刺激を受けていることがわかりますし、本と向き合うことで、自分では気がつかないところで求めているものに出会えていたのではないかと思います。
本を購入する理由は人それぞれかと思います。ただAIによって進化し続けるレコメンドによって思わず購入させられてしまっている方が多いのではないでしょうか。または本そのものと距離を置いてしまって人もいるかもしれません。
そんな方にこそ、ぜひ、普段行かないジャンルのコーナーでどんな本を手に取るか試してもらいたいもの。なにかアイデアがひらめくようなこともあるかもしれません。
一人ではちょっと、、、ということであれば、そのような場を体験できる読書しない読書会に参加してもらえると嬉しいです。他の参加者が選んだ本の理由を聞くことも同じくらい刺激的な時間になるかと思います。
次回は、神保町エリアで開催します。
これまで40回続けてきて、本を読まない方も本が好きな方のどちらも楽しめる場だと自信はありますので、ぜひ、お気軽にご参加ください。
3月17日(日)開催の読書しない読書会@神保町の申込みはこちら
イベント予約サイト「Peatix」からも申込いただけます。
Peatixからの申込みはこちら
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