関西旅先銭湯の話Part1
土日まるまるつかって、関西の銭湯を巡る旅をしました。相棒は銭湯ポッドキャストを一緒にやっているくぼんぼん。
書店「とほん」さんでのイベント参加
3/16(土)に、奈良県大和郡山市のある本屋さんで、イベントがありました。くぼんぼんと私でこちらに参加しました。
本棚を眺めているだけで一日過ごせる気がするくらい、こだわった素敵な本がぎっしりと並ぶ「とほん」さん。2階のレンタルスペースで、書籍「旅先銭湯」を手がける松本康司さん、「とほん」店主の砂川さん、そして「皆様石鹸」という限られた銭湯でしか買えない固形石鹸を作る会社、株式会社フェニックスの中野さんの三人のトークイベントを聴きました。
銭湯好きな人が興味を持ちそうな本(純喫茶の本、ご当地パンの本、団地の本など、確かに全部興味をそそられた!)を砂川さんにご紹介いただいたり、大和郡山という街が金魚の養殖で有名な土地であること、豊臣秀吉の異父弟で秀吉の補佐役を務めた豊臣秀長ゆかりの土地であることなどを教えていただきました。ちなみに再来年の大河ドラマは秀長が主役なので、街の注目度が上がりますね!
旧遊郭の建物を覗き見。古い街並みに想いを馳せる
トークの後は実際に外に出て街歩き。本物の金魚が泳ぐ水槽のディスプレイが並ぶ商店街や、昔ながらの木造建築の並びを楽しみながら、かつて遊郭だった三階建ての登録有形文化財、町家物語館(旧川本家住宅)へ。
遊郭で働いていたたくさんの女性の暮らしがしのばれる建物を見学しました。遊郭の営業が禁止されて以降は下宿として使われていたとのこと。3畳の下宿部屋の壁に貼られた新聞紙のテレビ欄を読んで興奮したりしました。
おがくずで沸かす銭湯、大門湯
銭湯好きの私としては目的のひとつだった大門湯さん。薪ではなくおがくずで沸かすお湯とのこと。箕(み)と呼ばれる、米などをすくって運ぶ道具でおがくずを釜に投入するのですが、大量のおがくずを一日何十回も運ばねばならず重労働だなと思いました。
いただいたお湯は気持ちよく熱く、関西ならではの浴槽手前のかまちに腰かけてのかけ湯は「ああ、関西にいるんだな」と実感させてくれる体験でした。
中谷酒造さんでの酒盛りは向かいの魚屋からアテを調達
イベント締めくくりは、中谷酒造さんという酒蔵の2階にある小上がりで日本酒をいただく会でした。酒のアテにはお向かいの魚屋さんで用意してくださった新鮮なお魚を持ち込むと言う、何ともアットホームで街ぐるみな会でした。
湯上がりの日本酒なんて美味しいに決まってるじゃないか!下戸である自分を恨む一瞬でした。
この後、大阪に移動して更に美味しいお好み焼きをいただいたので、この日の私は腹パン。宿泊先の大東洋レディースのカプセルホテルでお風呂に入ってバタンキュー。
昨今ホテルの値上がりが話題になっていますが、このカプセルホテル、4800円で泊まれる宿泊スペースがとてもきれいでした。女性専用フロアなので人の目を気にせずすっぴんに寝巻きで徘徊できるし、いびきに悩まされることもなく、エアウィーブのマットレスで熟睡。
お風呂は広くてサウナが3種類もあり、眠い目をこすりつつ堪能しました。朝も入りたかったけど眠くて断念。また行きたい。
長くなりそうなので、2日目はPart2へつづく!