見出し画像

珈琲生豆の染織でバッグを作ってみました

以前の記事『珈琲焙煎所が食品ロスを減らすためにできること』でご紹介した珈琲の欠点豆による染織。今回は焙煎前の「生豆」を使って染織(チタン媒染)してみました。
前回「生豆はどの媒染でも一律にうす黄色になる」と課題に挙げましたが、このままうす黄色に染めようと思います。まさにカレー風味のコーヒーバッグ。何言っているかわかりませんがそういう事です。

※ 今回も記事スペースの都合上、作業手順をざっくばらんに説明します。

手順は前回とほぼ一緒。ただ今回用意するのは生豆状態の欠点豆。欠けてたりちょっと穴が開いてたりするぐらいならいいのですが、中には触るのもためらうグロい欠点豆もあります。(ヤマドリ珈琲ではこのような豆を除いて焙煎します)

画像5

生豆で珈琲染液を作ると緑色に。

画像3

「これは抹茶風味のバッグができるのでは!?」と期待してみたものの、チタンに漬けると前回と同じ色に…。残念。

画像2

そしてやはり干して乾かすとうす黄色になりました。でもこれはこれで良いなぁ。

画像4

このバッグを見せると、欲しい!という問い合わせがたまに来ますが、残念ながらこれは来年3月に延期された芸術祭「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020」の会期中に月出工舎で売る商品として作っています。

画像5

が、このノウハウをもとにヤマドリ珈琲でも作って販売します。イメージは「アウトドアで飲む珈琲」。小型のミルやペーパーフィルター等の小道具を入れる巾着に染めますよ。(写真の巾着はトラベラーズファクトリーのやつ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?