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動く場所はどこ? 自分の体が硬いと信じている人が知らない意外なポイント

体が動く場所はどこでしょう?

と聞かれて的確に答えることはできますか?

改めて聞かれると「?」となるかもしれませんが、ある意味当たり前なこのことを抑えるだけで、あなたの体も柔らかくなるかもしれませんよ!!

骨は動かない

少し前に「ストレッチの効果を高めるためには、筋肉がくっついている場所を確認してみましょう」という記事を書きました。

筋肉は伸びたり縮んだり、自分の意思である程度長さを変えることができます。

その筋肉がくっついている骨はどうでしょう??

硬い骨の長さを変えたり、形を変えることはできませんね。

では何が動いているのか。

動く場所は◯◯


骨そのものは動きませんが、骨と骨の境目、関節は動かすことができます。

筋肉は伸びたり縮んだりして関節を動かしているのです。

つまり、身体が動く場所は、骨と骨の境目、関節です

前屈のポイント、股関節


先の記事でも使ったこちらのイラスト、一生懸命「長座前屈」をしています。

いかにも身体が硬そうで、このままでは手はつま先にはなかなか届かなそうですね…

一生懸命がんばっている感はとてもよく伝わってきますが…


「長座前屈」で主に動かしたい関節は、太ももの骨と骨盤の境目である「股関節」です。

しかしこちらのイラストでは、股関節はあまり動いておらず、腰や胸の骨が丸まり、肩首に力が入ってしまっています。

触って確かめられるひじやひざと違って、股関節はお尻の奥に位置するので、どこなのかをはっきりイメージしづらいかもしれません。

また、鼠蹊部(いわゆるコマネチのライン)を股関節と勘違いしている人も多いようです。

股関節は鼠蹊部よりずいぶん奥にあることがわかります


太ももの骨が骨盤にはまっている丸いところは「大腿骨頭(だいたいこっとう)」と呼ばれています。

長座前屈はもちろん、立位で前屈をする時も、開脚前屈をする時も、この丸い部分と骨盤の境目がくるっとうごくイメージをしてみると少し体がラクに動くので是非試してみてください。

ダウンドッグでかかとは床に着きますか?足関節


股関節の他にも、足首は多くの人が動く場所を勘違いしている場所です。

足首、と聞いて思い浮かべる一番細い部分は、実際触ってみるとよくわかりますが、まだ骨の途中です。

ここは動きません。

足首の動く場所「足関節」は、くるぶしの下です。

複雑な構造の足の骨… しかし、足首と言って思い浮かべる細いところに関節はないことがわかります


「ダウンドッグでかかとが床につかない」と嘆いていた人が、足首の位置を正しく認識した途端につくようになった、というのも珍しい話ではありません。

おわりに


「体は関節しか動かない」

ある意味当たり前ですが、ではできないこの動き、一体どの関節が動くべきなのでしょう?

その関節の位置、正しく認識していますか?

その関節が動くのはどんな感覚?

一度立ち止まって確認してみると思わぬヒントがあるかもしれません。




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