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やぐま
2022年8月21日 19:20
#1 「夕方ミラージュ」で描かれるのは、家庭という空間に囲われて腐っていく主人公の姿だ。結婚して家庭を築いたのに埋められない孤独と絶望。夕方、夫と子供が帰宅するまでの僅かな時間。主人公は家庭からの逃亡としての不倫へと傾きかけている。裏切りでもいいから自由になりたい、と、欲求不満が爆発しかけている。面白いのは、「日本」という言葉が登場することだ。主人公は家庭内に閉じ籠められていることを<白い日
2022年8月20日 14:25
大森靖子の『Kintsugi』は、「夕方ミラージュ」="You gotta marriage"で始まって、『KEKKON』で終わる。つまり、結婚で始って結婚で終わる。ではその過程に何があるのか?妄想で補いながら、#2〜#9 の物語を簡単に追ってみる。別の誰かを妄想しながらSEXする→真夜中に家から逃げ出し不倫相手に会いに行く→自分の加害性を自覚しながら離婚する→社会の倫理に逆行する自分を「カ