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眠りと枕とマットレス

今日のNHKの「トリセツ」は「枕」を取り上げていた。私も枕と睡眠にはずっと悩まされているので、かなり真剣に見入ってしまった。枕の高さが正しくない、首の椎間板への影響があるかもしれないというのは、まさにその通り。しばらく体のサイズに合わないソファベッドで寝ていた時から首のヘルニアにずっと悩まされていて、今は落ち着いているし、色々気をつけているのだけれど、あらためて正しい枕を使おうと再認識した次第。
ただ、睡眠の質(なかなか寝つけない、夜中に目覚めるなど)については、枕との関係は学術的にははっきりしないということらしい。これについては、リラックスしているかどうかや、環境、体温などその他の要因の方が大きいということのようである。個人的には枕よりもマットレスの質もかなり影響するのではないかと思っているところ。

実は定年ということで家族から「まくらぼ」の枕をプレゼントされた。オーダーメイドの枕、気になってはいたものの、自分ではなかなか手を出せなかったものだ。店に行くと、まず測定。頭の形、寝た時のマットレスからの頭の正しい高さなど、何点かを測定し、それに基づいて詰め物をして、自分の頭の形と大きさに合った枕を作ってくれるというものだ。枕に入れる詰め物はさまざまな形や大きさのビーズがあって、好みの硬さなどもふまえて作ってくれる。作るのに要する時間は小一時間ほど。意外に早かった。
この店のすごいところは、測定して作って終わりではなく、アフターフォローがしっかりしているところ。2週間から1ヶ月をめどに使い心地、寝心地を確認して微調整してくれる。しかも、その後も気になることがあったり長期間たって型崩れしてきたりすると再調整してくれるのである。
この枕にしてから、なんとなく睡眠は快適になったようなきがする。でも、眠れない時は眠れないし、夜中に度々目を覚ますこともある。やはり枕を変えただけで快適に眠れるということでもないようだ。ちなみに、枕と合わせてマットレスも新しくしてみた。ホテルとか泊まり歩いてさまざまなベッドに寝ていると、どうも反発力の強いマットのほうが眠れる気がしたのだ。ま、こちらもあくまでそういう気がするという程度ではあるが、眠れないと気にし続けているよりはいい。

不眠にはもうだいぶ長く悩まされていて、産業医の指導もあって心療内科で睡眠剤を処方してもらってたこともある。ただその効果もはっきりしないのと、どうも家族から夜中に飲食しているとか、不可思議な行動を時々取ってるという指摘を度々受け、それについて記憶が全くないものだから(つまり一種の夢遊病的な感じですね)、ちょっと怖くなって今はやめている。薬を服用していた時は、薬を飲まないと眠れないという強迫観念に近いものを持っていたのだが、今ではそれはすっかりなくなって薬を飲んでいたことすら普段は忘れているし、それでなんとななっているので、よしとすることにしている。
今でも眠りについては劇的に改善したわけではないものの、とにかく心やすまる生活を送ることが大事だと思っている。特に、一番いけなかったのはやはり遅くまでの残業とか、仕事のプレッシャーとかだな。とにかく穏やかに生きていきたいと思う。

「トリセツ」によると、大阪に枕を祀った神社があるらしい。一度お詣りしてこようかな。

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