9月 古着ガレージセール POPUP出店を終えて
今回は、先日僕が仕事上で携わったポップアップストアのプロジェクトについて、反省も含めここに記したいと思います。
僕が勤める会社は、高円寺の商店街に5店舗構える古着屋を経営しています。
商品は全て海外仕入れで、買い付け量も多い方。
中堅の古着屋としては、そこそこの規模を誇ります。
買い付けは様々な方法を使っていて、中には汚れがある物や、店舗には並べないような商品が混ざっていることがあります。
また、コロナ禍に関わらずそれなりの量を買い付け出来ており、ありがたいことに倉庫のスペースが圧迫されている状況。。
そこで、先月からスタートしたプロジェクトが
ガレージセールです。
ガレージセール
〘名〙 (garage sale) 不要になった家具などをガレージや庭先で売ること。一九七〇年代のアメリカで、リサイクル運動の一つとして盛んになった。
アメリカでは、週末に自宅のガレージや庭で物を売ることが日常的に行われています。
そのノリで、弊社において在庫が過多な物を2000円以下の格安価格で販売しようと始まったのが今回のプロジェクト、スラットガレージセール。
場所はレンタルスペースや知り合いの店などを借りた短期間でのPOPUP形式です。
↑前回は福島・郡山で開催しました。
今回は、本拠地の高円寺と隣町の阿佐ヶ谷。
高円寺は、付き合いのあるBar Light。
阿佐ヶ谷はパール商店街のレンタルスペース。
期間は前回より長く、約1週間行いました。
今回感じたことを記してみます。
低価格商品への若年層の反応
とても印象的だったのは、郡山と同じく若い方がとても喜んでくれたこと。
「こんなに安く買えるところはほとんどない」
「バイトの休憩中に来ました」
「一昨日も買いました」
「学生に優しいですね」
「次はいつやるんですか?」
などなど、嬉しい言葉も沢山くれたのは、ほとんどが10代〜20代前半の方達。
状態考慮の物も多いのですが、価格と照らし合わせて納得してもらえることが多く、数点購入してくれる方ばかりでした。
とにかくお客様の反応がとても良いので、こちらもやる意義を強く実感しましたし、喜んでもらえることがとても嬉しかったです。
コロナ禍で、消費行動に変化が出ているとよく聞きますが、僕たち販売員も実際に体感していること。
限られた予算の中で格安で古着が買える ということは、学生さん達にとってはとても有難いことのようです。
距離感の近い接客
今回は、店舗に比べると非常に面積の狭いスペースでの開催。
その為、必然的にお客様との距離感が近くなり、自然に声を掛けられることが出来ます。
狭いので入店にはそれなりの警戒心は抱いていると思いますが、スムーズに声を掛けられるし、実店舗よりもお客様と打ち解けやすく接客をしていて素直に楽しいと思えました。
これは実店舗でも応用できることで、物理的にも心理的にも距離感の詰め方は非常に大切で、いかにスムーズに声を掛けて接客に入れるか考えていかなければいけないと感じました。
臨機応変な対応の面白さ
ポップアップストアの特徴は、期間限定で実店舗と異なる場所で行うこと。
客層も違うし、来客が増える時間帯も違うし、反応の良いアイテムも違う。
今回の開催場所の1つとなった阿佐ヶ谷のパール商店街は、高円寺に比べて若者も少ないし、そもそも服を買いに来ている方が少ない。
そして比較的年齢層が高め。
また、駅方向に向かう人はなかなか入店してくれないので、駅方面から歩いてくる"なんらかの用事が終わった方"に対してのアピールが効果的でした。
その為、トルソーやDP、外ラックの商品の向き等を全て駅方面から来る方に目に留まりやすいように調整。
メインターゲットは若者なのでInstagramでのアピールを行い目的来店を促すことがまず重要。
ただし、一般層も取り込めないと売上は作れないので、数日間観察して全体的に反応があったスポーツ系のジャージやジャケットで外ラックを統一。
ちょっとしたことですが、外ラックで足を止めた後に入店・購入する方が増えました。
同じく、店内のラック配置に関しても同様です。
実店舗においても同じですが、期間限定の為いかに迅速に対応出来るかは非常に重要なポイントだと改めて実感。
"イベント"の大切さ
僕もそうなのですが、皆さんも以前に比べてふらっと外に出るということが少なくなってきていると思います。
急速にインターネットが普及したため、何か目的がないと外に出る必要もないし、家で十分に楽しむことができる。
そんな中で、実店舗を構える商売をしている方々は、売上を作るためにどうやって店まで足を運んでもらうかを常に考える必要があると思っています。
こうしたポップアップは、期間限定なので、イベント感や特別感があります。
ガレージセールに関しては、非日常な空間、非日常なプライスを提供することで面白いと思ってくれる方が居て、その為に足を運んでくれる。
また、阿佐ヶ谷では、格安の古着に面白みを感じてくれた高齢者の方々が毎日のように購入してくれました。
ワクワクしてくれる人達の為にも、どうやったら喜んでもらえるかを考えていきたいと感じました。
まとめ
普段の業務と並行して携わっていたので、物凄く大変ではあったのですが、郡山と同様でやっぱり楽しかったです。
肉体的な負担はありましたが、後に残るのは充実感。
新しい仕事や、サービスが人のためになったと実感できる仕事、現場の店長のような仕事は楽しいですね。
また、移動型店舗のようなビジネスの形は、やり方によっては大きな可能性があるのではないかなとも思いました。
この新しいプロジェクトが大きくなっていくことに貢献しつつ、自分も成長していきたいと思います。
では。
Instagramではコーディネートも多く投稿してるので、良ければ覗いてみてください。
👉🏻 @ykky12
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