カメルーンの手洗い
これまで、幼稚園で手洗いをしているところにあまり遭遇したことがなかったので、今週訪問している幼稚園は、毎日手洗いをしていて、すこしびっくりしました。
でも、それもそのはず…。
なぜなら、今月の幼稚園のカリキュラムには「手洗い」が入っているから!妙に納得です。
私の住むこの街は、学校に蛇口はないし、蛇口があっても水が出ないことも多いです。だから、大きな蛇口付きのタンクに、井戸水を入れて、ほんの少しの塩素と液体せっけんを混ぜ、それで子どもたちは手を洗います。
しかも、全員でトイレに行ったあとの1回だけ。
そもそも、大人ですらトイレのあとも手洗いしない。
男の人は特にその辺で済ませていることが多く、そのままの手で握手をしてくることに、いつも疑問を感じずにはいられないのですが・・・。
だから、1回でも手洗いすることに意味があるのかも。
先生たちが教える洗い方も、手をもむように手のひらと手の甲をこするだけ。
日本のように、丁寧に細かい手洗い指導はありません。
でも、そもそも大人ですら洗う習慣がないのだもの…。
細かい手洗い指導よりも、「手を洗う」という機会をつくり、その大切さと習慣を伝えることのほうが大事かもしれない!と強く思ったのでした。