Yukiko
SNSやインターネットで簡単に世界と繋がることができる昨今。 世界の協力隊員とも、簡単に繋がることができる「便利」な世の中だなと思います。 そんな中で、ときどきアジアや南米派遣の隊員たち、あるいは日本に住んでいる人たちから言われるのが 「アフリカは電気や水、ネットが不便で大変だね。」 「同じ協力隊なのに、電気や水環境が整っていて、ごめんね。申し訳ない。」 というような言葉。 果たして、この環境は「不便」で「ごめんね」と言われ、ちょっと言葉を変えると「かわいそう」とも言える
10月5日の世界教師の日を前に、初等教育省で「教材エキスポ」が行われました。 いったい何に参加するのかよくわからないまま、この1週間、 まるで日本で働いていた時のように、朝から夜まで土日も使って 頼まれた教材を必死に作りました。 こんなの久しぶりすぎて、頭くらくら。 なぜ引き受けたのか これは本来の幼稚園や小学校での活動とは別の活動。 配属先から頼まれた仕事です。 活動と関係ないなら引き受けない、という人もいると思うのですが、 私は今回二つ返事で引き受けました。
新学期とともに、本格的な協力隊活動が始まって、早くも3週間。 わたしなりに、現場の先生やカリキュラムに合わせて、アクティビティや教材の提案をしたい…と目論んでいたけれど、「したい」が出てくると、それはそれで難しいんだな~と実感する毎日です。 そして、 それなりに授業を見て、先生と話して、アンケートも取って分析して・・・ あたかも現場の先生の思いを聞き出して、需要に沿った活動計画を立てたかのようなそんな活動計画だけれども、フランス語のニュアンスやこちらの国の価値観の理解はやは
これまで、幼稚園で手洗いをしているところにあまり遭遇したことがなかったので、今週訪問している幼稚園は、毎日手洗いをしていて、すこしびっくりしました。 でも、それもそのはず…。 なぜなら、今月の幼稚園のカリキュラムには「手洗い」が入っているから!妙に納得です。 私の住むこの街は、学校に蛇口はないし、蛇口があっても水が出ないことも多いです。だから、大きな蛇口付きのタンクに、井戸水を入れて、ほんの少しの塩素と液体せっけんを混ぜ、それで子どもたちは手を洗います。 しかも、全員でト
気付けば、3か月のバカンスも終盤。 街を歩けば元気な子どもたちが声を掛けてくれる。それが今の私のエネルギー! カメルーンの”バカンス” カメルーンの幼稚園と小学校は、9月から6月上旬までで、一年度。 そのため、6月上旬から8月までの約3か月間は、日本でいう”春休み”に位置する”バカンス”というお休み期間です。 バカンスの間、子どもたちは家の仕事や畑作業を手伝ったり、家族と親戚の家に行ったりして過ごします。 この3か月間は、街の中に子どもの数が少ないなぁと感じる反面、モノ
先日、首都に行って、同期と会う時間がありました。任地に赴任して2か月間各地で過ごしてきた私たち。たがいの任地の話をしていると、国内でも地域でいろいろな違いがあるなぁととても感じました。その中で、1番感じた違いが、人付き合いのことでした。 バフィアの生活 バフィアは、県庁所在地でありながらも、市街地は歩いて1時間~2時間もあれば、ぐるっと回れるくらいの大きさです。 実は、立派な”レストラン”は、見当たりません。 カメルーン料理を食べるのも、どなたかのご家庭にお邪魔するか、
ここのところ、わたしは何をしたらいいんだ?何をしにきたんだ?と、ぐるぐる悩む中にいましたが、少し、考えがすっきりしてきました。人の話を聞いたり、自分の想いを伝えたり・・・話すことや聞くことってだから大事なんだなと改めて思います。 勉強会 ぐるぐると考え始めたころ、カメルーンの教育職種の隊員のみなさんに声を掛けて、勉強会と称した、情報交流会を開催させてもらいました。 自分の思うこと、感じていることを話すだけでなく、他の人の想いや活動を知りたいなと思って…。 活動期間も、バ
活動の要請と、ボランティアの指針と、現場のと…3つを掛け合わせた時、わたしがここですべきことってなんだろう?ぐるぐる考え中です。 現場を見学して 前回の記事に書いた、活動の要請と、国の教育ボランティアの指針、そこから活動の軸を見出すためには、現場が大事だと私は思います。 現場で何が求められているのか、何が必要とされているのか… だけど、そこで私は今、つまづいています。 現場は、困っていない。 訓練中も、考えていたことであり、予想していたことではありました。 それでも
任地にきて、学校を巡回しながら、先の活動を考える日々。気づけばそれも、もう2ヶ月近く。そろそろ、活動を具体的に考えていかないとと思う反面、私の頭の中はぐるぐるぐちゃぐちゃ考え中です。。。 わたしの活動要請 そもそも、私の活動要請は、教育事務所に所属して、幼稚園を巡回しながら、先生方の意欲向上を図り、情操教育を取り入れた活動を提案するということ。なんとも、ふんわりした要請。 つまり、裏を返せば、現場に意味のあることなら何をしてもいい! この要請は、本来は応募時に出ているも
赴任して気づけば,1ヶ月半。 あっという間に時がすぎていくのを感じる今日このごろ。首都を離れて地方の街で生活し、思うこともたくさんあります。まずは、私の任地がどんなところなのか、紹介します⑅◡̈* Bafiaという街 ここBafiaは、カメルーンの中央州、ンバム・イヌブ県にある、ちょっと大きな街です。 首都ヤウンデから、国道を北に車で約2時間。 そんなに遠くはありません。 でも、首都とは景色が全くちがって 黄色いタクシーをみることはほぼなく、代わりにバイクタクシーがたく
はじめまして。Yukikoです。JICA海外協力隊として、カメルーンにての生活が始まりました。これから、この地で生活する中で、感じたこと、考えたことをつらつらと綴っていきたいと思っています。 プロローグずっとずっと夢だった青年海外協力隊として、カメルーンの地に立ち、約1ヵ月が過ぎようとしています。 この1ヵ月は、自主隔離期間、各種オリエンテーション、各種手続き、そして語学研修をこなしつつも、のんびりとした時間の流れ。 これが、”アフリカンタイム”なのかな。 心地の良い