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『ブラックライトニング〈シーズン2〉』感想

『ブラックライトニング』シーズン2(2018-2019年/テレビシリーズ) 
ポッドの中の子どもたちを巡って騒動が起きる中、ブラックライトニングの宿敵 トビアス・ホエールが自らの野望を実現すべく動き出す。

お気に入り度:★★★・・ 3 / 5 

シーズン2は2~4話完結型の構成が取られており、シーズン1よりも物語にメリハリがあったように感じる。全員がスピードスターなギャングとの戦い、高校生カップルの逃避行、政府に造られたマスターズ・オブ・ディザスターなるけったいな名前の極悪4人組能力者の復活など、『アロー』や『フラッシュ』では見たことのない物語が楽しい。

一方で、登場人物があっさり死にすぎるのが難点。シオナイドの退場の仕方なんてあんまりだ。中には、あっさり死ぬだけでなく、たった数話で生き返るのもいる。人種差別を始めとする現実の社会問題を織り込んだ物語は興味深いが、この命の扱いの軽さ故に緊迫感を欠いている。

全体的に急な展開が多いのが雑味である。ただ、他のヒーロー作品にない個性と魅力を持ってはいるので、気軽く観る分には面白い作品だと思う。


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