MARVEL ディフェンダーズ系作品 各ファイナル・シーズン 短文感想
MARVELのクライム系スーパーヒーローのテレビシリーズでアベンジャーズな展開をするも、残念ながら一斉打ち切りとなったディフェンダーズ系作品の各ファイナル・シーズンの手短な感想。
『ルーク・ケイジ〈シーズン2〉』感想
お気に入り度:★★★★・ 4 / 5
地面を這って生きるしかない者たちの物語だ。誰もがハッピーエンドを迎えられない。鋼鉄の男たる主人公のルークケイジですら例外ではない。キャラクターも劇伴も力強いのに世界観は刹那的。シーズン1より断然好き。
『アイアン・フィスト〈シーズン2〉』感想
お気に入り度:★★★・・ 3 / 5
復讐に燃えるダヴォスが童貞を捧げたりしながらカンフーで世界征服に乗り出す、という変な内容だったが、カンフーバトル物っぽい展開は面白かった。主役はもはやコリーンの方ね。「白人の男が東洋の秘術でヒーローになる」みたいな話は現代ではあまりウケなさそうなので、当然ではあるかもしれない。大量に伏線を残して終わっているのが残念。
『デアデビル〈シーズン3〉』感想
お気に入り度:★★★★★ 5 / 5
主人公が周囲の人間を遠ざける系の話なのに面白い。悪の偽デアデビルが主題に適合している。弱みにつけ込んで人を操るフィスクはあまりに恐ろしく、ブルズアイは癇癪して物にあたる子供のような戦い方も含めて非常に不気味。悪役が魅力的なヒーロードラマは良いヒーロードラマだ。変な日本語の忍者なんていらないね!
『パニッシャー〈シーズン2〉』感想
お気に入り度:★・・・・ 1 / 5
記憶を失って強盗を始めた元親友のビリーことジグソウと戦う話と、とある富豪が息子がゲイなのを世間から隠すべく遣わした殺し屋と戦う話が並行して進められるが、どちらの話も規模が小さい上に、二つ本の話が交わってくるわけじゃないので、印象が薄い。素直に一本、ジグソウの臥薪嘗胆が観たかった。だいたいジグソウの顔が全然ジグソウじゃないのが駄目。
『ジェシカ・ジョーンズ〈シーズン3〉』感想
お気に入り度:★★★★・ 4 / 5
映画『アベンジャーズ』からすれば外伝的な作品群であるディフェンダーズ系作品の事実上最終作。それに相応しい「アベンジ」の物語だった。ラストシーンが最高にイカしている。ただ、何をもってヒーローかという劇中の話題については、「デアデビルやアベンジャーズを参考にすれば良いのでは?」と軽く思ってしまわなくもない。