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映画『コントラ』


映画『コントラ』を観てきた。正直、上手く感想を伝えられるか不安である。きっと支離滅裂なnoteになってしまうかもしれない。だけど、支離滅裂であっても私にとっては本当に感じている事なのは前提である。まぁ支離滅裂な事を言っているのはいつもじゃないかと思ってる人もいるかもしれないけどそこは見逃してほしい。では、よろしくお願いしますね。

この映画は主に『祖父の戦争』をテーマにしている。私は勿論、『戦争』は経験していない。それに私は学生の頃、『エンタメ』の事しか考えていないような子だったので、勉強熱心なタイプの生徒ではなかった。今ある知識も、教科書に書いてある情報が頭の中に入っているくらいだ。また、私の祖母は『戦争』をしていた時代は、0歳児だったので『戦争』の記憶はない。ただ、戦争が終わってからも大変だったと聞いている。『戦争』の影響で祖母は家にお金がなくて、学校には通えなかった。自分の弟をおんぶしながら学校の窓から授業を覗いたという。それでもまだ、祖母の家は農家だったので食べ物には困らなかったと言っていた。まぁ他の家より困らなかったというだけで実際は大変だったんじゃないかなと思う。学校に通えなかったくらいだから。きっと私達みたいな戦争やその後影響を経験してない人には計り知れない苦労があったんだろう。
この映画は全て『モノクロ』で作成されている。この形式の映画は色彩が派手ではない分意識が色々な所に飛ばない。そこが控えめに言って、めっっっっっ、、、、、、、、ちゃくちゃ良くて純粋に物語に集中出来るなと『モノクロ映画』を観るときはそう感じている。この映画に関しては、それを特に感じた。人間の心の汚さや人間のどうしようもなく抑えきれない感情を真っ正面から見せられているかのようにも見えて私は思わず口を手で覆った。
人間って色んな場所で、色んな関係性の中で生きている。『戦争』という場所だとしたら、自分は何の恨みもない見ず知らずの人を『銃』で、殺さなくてはいけない。また、戦争で亡くなった仲間を残して、自分だけ生き延びて家族の元へ帰ってきた罪悪感と悲しみを背負いながら生き続ける辛さは想像も出来ない。そもそも想像するだけで恐ろしい。

またこの映画は、現代社会の中で学校・友達・仕事・家族もテーマにしている。個人個人合う合わないが日々の生活の中であるかと思う。でも生きていかなくてはならない。近年、生きやすくなったようで何処か息苦しく感じる時もある。自分の心の中の気持ちを言えているようで何処か誰かしらに気を使ってる様にも感じる。まぁ、人の歩んできた道によってその日常常識もズレもあるような気もするけど。そのズレがトラブルの原因や生きずらさを感じてしまうのかもしれないよね。分からないけど。日々色々な人と話したり、時には理不尽な事を言われたりすると、常識って何なんだろうと思う。また、自分の思想をあまり理解されなかったりすると何処か諦めてしまう所もあったりして(後でこれに関してはnoteを書きたい)どうしたもんかと思う時もある。そんな時はエンタメを観て気持ちを落ち着かせたりするんだけど、煮え切らないものはあるよね。

もうね、この作品本当大好きだなぁ。監督や技術スタッフの思い・俳優の息づかい・涙・叫び声・銃声の音・モノクロの映像・自然の光。全ての熱量が凄くて正直、作品を観ながら酔った。でも、この映画は答えがでるものではないと思っている。こんだけつらつら書いているけど。どう言葉にすればいいのか、全く私は分からない。だけど目に写る全てがリアルで自分自身を重ねてしまっていた様に思う。この作品がたくさんの方に観てもらいたいし、『円井わん』さんや『間瀬英正』さんがとてつもなく最高だったので、たくさんの方達に知れ渡ってほしいと心の底から思う。この映画をスクリーンで観れた事に感謝したい。また、『コントラ』に関わった全ての方達に敬意を払いたい。

ありがとうございました!!!

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