映画『エンドロールのつづき』
映画『エンドロールのつづき』を観た。唐突に感想をいうとするなら、めちゃくちゃ面白かったんですよ。はい。noteの内容ここで終わっちゃったわけですけど。Twitterで終わってしまうような内容を長ったらしく言いたいわけ。だから、よろしくお願いしますね。はい。
この映画は、監督の自伝映画である。監督は、インドのグラジャラート州出身として初の米アカデミー会員に選ばれ、世界中の映画祭で輝かしい功績を持つ『パン・ナリン』監督。この作品では、監督自身の故郷であるグラジャラート州でロケを行った。大自然の音や光の撮影方法にこだわり、映画は映画館でしか観れなかった時代のゆったりとした時間の流れ や、幼い頃の飽くなき探求心を、見事な美しい映像で表現した。主演の『バヴィン・ラバリ』さんは、この映画が演技初挑戦とは思えないような豊かな表情で観客の心を虜にする。父親役の『ディペン・ラヴァル』さんやファザル役の『バヴェーシュ・シュリマリ』さん。また、サマイの仲間達を演じた子役達も全員グジャラート州出身であることにこだわり、監督の幼少期の思い出が詰まった故郷の、独特の雰囲気や風情を見事に再現した。
また、監督が 敬愛するリュミエール兄弟、エドワード・マイブリッジ 、スタンリー・キューブリックなど、ちりばめられた数々の巨匠監督たちに捧げるオマージュを見つけるのも、こ の映画の楽しみ方のひとつだと思う。また、今もなおインドに存在する階級制度や貧困というテーマをは背景に、大きな夢を抱き未来を照らす光を追い続ける少年の姿に希望をもらえるはず。
この映画光の使い方が本当に素晴らしくて。本当ドキドキしちゃいました。光というのは未知数あり、エンタメの役割では実に必要不可欠なものなのであるのだ。なんかもう少し光について小さい頃から調べ尽くせば良かったなと思うよ。どうしても、私は勉強という括りとして考えてしまうと意欲をなくしてしまう。それでも、図書館に置いてあるもので興味のある光の構造についての本は少しは読んだんだけど。理屈っぽいので私は、中々しっくりこなかったわけで。まぁ良しとしよう(笑)。私の頭脳に期待をしてはいけないんだ私よ。国語と音楽しか出来なかった私なのだから。国語はテストの中に答えがあるし(だから考える必要がないわけですよね)、音楽は基本が出来ていれば、後はその人の自由ですからある意味ね。あ、話がそれた。
この映画でも思ったんだけど、光というのは凄く面白いよねぇと思うの。私には、そんな表現力なんて一ミリもないけど良く考えられるなぁと関心してしまう。エンタメを観る時って光の位置を確認しちゃうもんね。ライヴとかだったら照明の位置がどこと何処にあるかを、一番最初に確認する。Perfume様の場合レーザービームとか、たくさん使うから結構面白いことになっていますよ。基本的にPerfume様は、360度どの角度からも観れる様になっているんです。それプラスそこらじゅうからレーザービームやらスポットライトやら沢山の光がステージにそそがれているわけですよ。良く考えて下さい。考えなくてもわかると思うけど。自分が座っている位置によってとか、他のオタクの方の位置によって、姫達の観え方が違うわけですよね。光が影になっていて、少し色気を感じたり。光がしっかり当たっていたら表情がはっきり見えて覇気を感じたり。斜めなら、あーまぁいいか。
映画『エンドロールのつづき』は、監督自身が映画と光に魅せられた人の中の、まぎれもない一人であるのは間違いない。自然を映し出す時の光の当て方。人間・建物・道路・汽車・スクリーンへの光の当て方。または、光への光の当て方。あぁ項目を出し始めたらキリがないな。
芝居における光は感情表現のひとつだと思っていて。それが、本当にこの映画は上手なわけ。主人公の心の葛藤とか。映画への興味心。光への興味・探求心。観たこともない世界を見た時の主人公の心情。が、光の角度や光の色によって感じる気がするんだよね。気がするだけなんだけど。製作側はそんな意図はないかもしれないし。ただ、監督は光に関してのこだわりが強い方なので、何かしらの関連性はあるんじゃないかなって思うんだよね。まぁ、視聴者なのでね私は。だから、私の解釈で話しちゃう。
監督の光の射し方が本当に美しいがすぎる。光のこだわりが面白い。光って射すだけではないじゃないですか?あ、実際射しているんだけどね。だけど、光を使って影を作ったり。それがある意味主人公の陰と陽の表現なんですよね。主人公だけじゃないんですが。うん。光と影と被写体が重なってる映像は本当に美しいんですよ。そういう映像って実際しっかり被写体は観れないんだけど。不確かな感じが大好き。そういうのが凄く監督の演出は上手だなと感じましたわ。本当に素敵に良かったです。
なんか映画の内容を話したというより、光の話をしたような気もするんだけど。まぁ、この。『エンドロールのつづき』は光に凄くこだわっていらしたので。映画を邪魔するわけではなくて寄り添う様な感じだったので、そういう点では脱線してはいないかなって思いました。素晴らしい映画を観れて良かったです。
ありがとうございました!!!