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登録特許の29%が「権利無効」-20 ( 判例から見た特許侵害差止等 請求事件)

④ 原告の請求棄却(原告の権利無効)。 裁判所により「権利無効」とされ40件の内の7件目です。


請求棄却の理由として、「 本件特許は,無効理由を有することから,原告は被告に対しその権利を行使することができない。」と述べられています。

特許権者である原告の㈱キーエンスは、自分が保有する特許第3,457,107号(電子機器ユニット,電子機器および結線構造)について、その特許の有効性を検証したかは、不明です。

通常、特許権の行使をする場合は、その有効性(無効審判に堪え得るとの結論)、即ち「無効資料調査」を綿密に行います。

原告はこの「無効資料調査」を行ったかは不明です。

特許庁より与えられた特許を有効と信じて、オプテックス・エフエー㈱を提訴したようです。

それに対して、オプテックス・エフエー㈱は「無効審判」を起こして、見事原告の特許を無効としました。

そして、裁判所は「 本件特許は,無効理由を有することから,原告は被告に対しその権利を行使することができない。」との判断を下し、結局、原告は損害賠償金4,500万円を得ることができませんでした。

本来なら、特許庁はの出願に対して、特許を与えるべきでなかった、と考えます。

特許庁独自の先行技術調査の「サーチ」に問題があり、その「サーチ」により、「権利無効」の特許を出願人に与えたようです。

なお、本件特許の出願から登録の流れや、審査経過、無効審判などの資料を提示します。

その中には、登録調査機関に所属する検索者が特許庁の指導者(多分審査官と思われる)の指導により、作成してと思われる【検索論理式】により、引用文献を列挙してあります。

この【検索論理式】なるものが、食わせ物です。

余りにも幼稚です。ズサン極まりないものです。

検索論理式の数も、たったの7件です。

そして、スクリーニング件数は、驚くなかれ「898件」のみです。

その結果、審査官への提示文献は「5件」で、それもカテゴリー「A」のみです。

この幼稚な【検索論理式】からは、「X」文献や「Y」文献を得ることは出来ません。   

なお、「審査官フリーワード」を資料として提示しますが、これらの「フリ-ワード」がどのように使われたのかは不明です。

この結果に基づいて、審査官は「拒絶理由通知書」を発することなく、「特許査定」を下しています。

しかしながら、後日「無効審判」により、特許権は消滅の憂き目にあっています。

せめて、原告は裁判所に提訴する前に、自社の保有する特許について「侵害調査」を、厳密に行っておくべきものと考えます。

特許庁の審査を「鵜呑み」にしてはいけません。

( Google Translation )

④ The plaintiff's request is dismissed (the plaintiff's right is invalid). It is the 7th out of 40 cases that the court has declared "rights invalid".
The reason for dismissing the claim is that "the patent has a reason for invalidation, so the plaintiff cannot exercise its right against the defendant."
It is unknown whether KEYENCE Co., Ltd., the plaintiff who is the patentee, has verified the validity of the patent No. 3,457,107 (electronic device unit, electronic device and wiring structure) that he holds.
Normally, when exercising a patent right, its validity (conclusion that it can withstand a trial for invalidation), that is, "investigation of invalid materials" is thoroughly conducted.
It is unknown whether the plaintiff conducted this "invalid material investigation".
It seems that he has filed a lawsuit against Optex FA Co., Ltd., believing that the patent given by the Japan Patent Office is valid.
In response, OPTEX FA Co., Ltd. filed an "invalidation trial" and successfully invalidated the plaintiff's patent.
Then, the court ruled that "the plaintiff cannot exercise its right against the defendant because the patent has a reason for invalidation." In the end, the plaintiff paid 45 million yen for damages. Could not get.
Originally, I think that the JPO should not have granted a patent to the application.
There is a problem with the "search" of the JPO's own prior art search, and it seems that the "search" has given the applicant a patent of "invalidity of rights".
In addition, we will present materials such as the flow of registration from the application of this patent, the progress of examination, and the trial for invalidation.
Among them, the cited documents are listed by the [search logical formula] that the searcher belonging to the registered search institution seems to have created under the guidance of the JPO leader (probably an examiner). I have.
This [search logical formula] is a food.
It's too childish. It's a terrible thing.
The number of search formulas is only 7.
And, surprisingly, the number of screenings is only "898".
As a result, the number of documents presented to the examiner is "5", which is only category "A".
You cannot get "X" or "Y" documents from this childish [search formula].
In addition, although "examiner free words" are presented as materials, it is unknown how these "free words" were used.
Based on this result, the examiner issues a "patent decision" without issuing a "notice of reasons for refusal".
However, the patent right is on the verge of extinction due to a "trial for invalidation" at a later date.
At the very least, plaintiffs should conduct a rigorous "infringement investigation" of their patents before filing a lawsuit in court.
The JPO examination should not be "swallowed".

(谷歌翻譯 )

④驳回原告的请求(原告的权利无效)。这是法院宣布“权利无效”的 40 起案件中的第 7 起。
驳回诉讼请求的理由是“该专利有无效宣告的理由,原告不能对被告行使权利”。
目前尚不清楚作为专利权人的原告基恩士有限公司是否对其持有的第3,457,107号专利(电子设备单元、电子设备和布线结构)的有效性进行了验证。
通常,在行使专利权时,对其有效性(能够经受无效审判的结论),即“无效材料的调查”进行彻底的调查。
目前尚不清楚原告是否进行了此次“无效材料调查”。
看来他已经对 Optex FA Co., Ltd. 提起诉讼,认为日本特许厅提供的专利是有效的。
对此,OPTEX FA Co., Ltd.提起“无效审判”,成功宣告原告专利无效。
随后,法院裁定“原告不能对被告行使权利,因为该专利有无效宣告的理由。”最终原告支付了4500万日元的赔偿金,未能得到。
本来,我认为日本特许厅不应该为该申请授予专利。
日本特许厅自己的现有技术检索的“检索”存在问题,似乎“检索”给了申请人“权利无效”的专利。
此外,我们将介绍该专利从申请到注册的流程、审查进展、无效审判等资料。
其中,被引文献按照属于注册检索机构的检索者似乎在JPO负责人(可能是审查员)的指导下创建的[检索逻辑公式]列出。我有。
这个[搜索逻辑公式]是一种食物。
太幼稚了。这是一件可怕的事情。
搜索公式的数量只有 7 个。
而且,令人惊讶的是,放映次数仅为“898”。
结果,提交给审查员的文件数量为“5”,仅属于“A”类。
您无法从这个幼稚的 [搜索公式] 中获取“X”或“Y”文档。
此外,虽然“考官自由词”是作为材料提出的,但这些“自由词”是如何使用的尚不得而知。
根据这一结果,审查员作出“专利决定”,而不发出“驳回理由通知”。
然而,专利权因日后的“无效审判”而濒临灭绝。
至少,原告应该在向法院提起诉讼之前对其专利进行严格的“侵权调查”。
JPO考试不应该被“吞下”。

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