台北の本屋を巡る旅 5日め
GWの旅、再び台湾へ、5泊6日で最終日は午後発なので、丸一日過ごせるの最後の日。今年から「臺灣文創書店東京」というシェア書店(ブックスタジオ)を池上で始めており、その仕入れも兼ねて、本屋巡り。いつも本屋巡りではないが、行ったところの近くの本屋は立ち寄っています。
◯臺灣文創書店東京
https://www.instagram.com/taiwanbooks.tokyo/
https://www.facebook.com/taiwanbooks.tokyo
◯ブックスタジオ
6日めも暑い。最高温度33度、幸運なことに雨は降っていません。雨の予報もありましたが、雨は降らず。
街歩き〜中山あたり
ホテルを出発して、赤峰街の洋菓子店に向かう。お土産を買いに行く。
裏通りを北上、Regent Taipeiの南辺り。平田晃久氏設計の共同住宅あり。
見覚えのある外壁の解体現場、アンバサダーホテル解体中。
解体現場の囲いにもあるように建て替え、日本のパレスホテルとマネジメント契約をして、「アンバサダーパレスホテル台北」として、ホテル+レジデンスの計画のようです。
koti koti 家家
クッキー缶のパッケージが可愛いとのこと。賞味期限もそこそこあるので、プレゼントには最適。
某高校壁面の合格者一覧
写真には書いてありますが、私立高校の合格者一覧。日本の早稲田大学にも合格者がいるようです。台湾は日本以上に勉強は大変だとか?
臺灣新文化運動紀念館(旧台北北警察署)
こちらも日本統治期の1933年竣工の旧台北北警察署。臺灣新文化運動紀念館として、当時取り締まられた人々の歴史を紐解く記念館になっています。
日本同様、自由民権運動、台湾議会開設運動等、日本統治下の政治活動等々を紹介。以前Netflixで放送していた「紫色大稻埕(ダーダオチェンの夢)」のドラマで、1920〜1940年代の文化活動と政治活動が描かれていたが、まさにその内容の展示。
復元の際の記録として、建築の展示室もあります。警察という施設であり、戦争前で建物もしっかり作れていた時代。スクラッチタイル等、当時の技術も感じられます。
警察署なので、牢屋もあり。1箇所から監視できるように、放射状の構成
この他にも水牢、プール状の水が張られて、中腰じゃないと息が吸えないような独房も。
当時は2階建て。戦後3階建てになり、数年前に当時の姿に復元。
日本同様、1920-30年代政治活動と新劇活動は一体。日本、中国に影響を受け、台湾にも新しい流れが到来
当時の先人たちの軌跡を追う展示。それぞれのポイントで、人生の選択を行う。例えば、留学先で新劇活動や政治活動をするかしないか?等々。
最終的に、自分の選択が誰になるかがわかります
スターバックス(保安店)
時間がないので立ち寄らず。近代建築をそのまま残すのではなく、外壁のみ残して、上部にオフィスビル等を建築する。不動産的には有効活用だが、建築の意義は?。とは言え、日本でもどこもかしこで、このような手法が一般化してしまっているのは残念で仕方がない。
双連大溝(宮前町砌石大溝)
1912年に造られた農業排水路が都市化とともに暗渠化した水路を最近再整備した一区画。周辺整備は進むが、生活排水が流れ込み水はきれいではないが、地域の環境保全活動として、うまく機能しているようです。
田園城市生活風格書店
建築、まちづくり系の出版社でもある田園城市生活風格書店の直営店舗。ほぼ毎回訪問。
蔵書は少ないながらも、建築まちづくり系にはぴったりな品揃え。文学系、zineもあり。
ギャラリーも1階と地下に2箇所あります
咖樂迪咖啡農場(KALDI COFFEE FARM) 統一時代百貨台北店
雙連駅から、台北駅で乗り換え、市政府で降り、誠品生活信義店へ向かう。 改札口から地上に出ず、統一時代百貨台北店を通って、誠品生活信義店にも行けます。途中のカルディ。ほぼ日本と同じような店の作り。
誠品生活信義店
誠品生活敦南店閉店後、旗艦店となり24時間営業をしているのだが、残念ながら2023年末で閉店が決定。誠品書店の24時間営業は、台湾文化の象徴にように扱われいる。旅行中の現地のニュースでも取り上げられていました。
音楽コーナーも充実。とは言え、一区画であまり品揃えはない。最近はネット販売が主流でしょうかね
ヘビーメタルは「重金属」
松山文創園區
お馴染み、ほぼ毎回訪問の松山文創園區。日本統治時代のタバコ工場をリノベーションした文化展示施設。正面の台北文創大樓は伊東豊雄氏の設計。
コロナもここにも影響があり、ブックカフェ「閲楽書店」が閉店したりしましたが、新しい動きも数々
ISLAND NO.133は最近オープンした施設。今回は食べる花に焦点を当てた展示で、食事もできるようです。
コロナ後の新しい施設「CAMA COFFEE ROASTERS」
焙煎もするコーヒーショップで、こちらもタバコ工場時代の発電所(ボイラー室だったか?)をリノベーション
北向製菸工廠(松山文創園區)
リノベーションしたエリア。MIT(Made in Taiwan)のショップと展示室。5/5〜近隣の芸術系等大学等の卒業作品展の準備で、多くの学生が準備していました。
走進・學美 〜OPEN SCHOOL
幸運なことに松山文創園區で「學美・美學」の展示がしていました。こちらの取り組みは、学校の施設や空間をデザイナーと一緒に使いやすくリノベーションしていく取り組みで、日本のグッドデザイン賞も受賞した台湾の取り組み。台湾国内でもかなり事例が増えているようです。
学んでいるところをデザイナーと一緒に使いやすく、キレイにリノベーションする過程を見れるなんて、建築美術教育上、刺激的なことは間違いないですね。
園内の広場。土日には市集(フリマ)等が行われているスペース
誠品書店松菸店
台北文創大樓の3階。コロナ後書店スペースはあまり変わらず(児童書スペースは拡充?)、店舗はやはり幾つか出入りあり。
林果良品 台北松菸店 | 台湾手工皮鞋品牌
何度も購入している靴屋。今回も一足購入。作りがしっかりしており、ちゃんと手入れすれば長持ちする。値段もそれほど高くはないです。
三徑就荒Hermit's Hut
台湾茶の茶館だが、かなりモダンな店。もう何度も通っているが、雰囲気の良い店、もちろんお茶も美味しい
豐盛食堂
夕食は東門の豐盛食堂へ。お茶と食事は同行者の友人たちと4人にて。やはりそのくらいの人数になると、品数が多くなり、色々楽しめます。ここは評判通り美味しい