中央線新メロディを予習せずに聴きに行く。
今年11月に上げたかった記事を「下書き大掃除」という名目でお蔵出ししてみることにする。大阪メトロ「なかもず駅」にできた無人ローソンに行った後、新しくなった駅メロディを自分の耳で聴きに行くちょっとしたメロディレビュー。
なかもず駅の近未来コンビニを見てきたら、今度はもう1つのお目当てを見に行く。お目当てというよりも耳で聴くもの。
というのも、大阪メトロ中央線の発車メロディと接近メロディがリニューアルした。2025年の大阪・関西万博に向けた「おもてなし」のひとつとしてこの路線でしか聴けないオリジナルメロディが制作された。
メロディは3種類が作られ、ネットでのアンケートで意見を募った。僕もアンケートをして、忌憚なく意見をした。この意見を参考にアレンジが重ねられ、完成系として使用開始された。
試聴もできたし、YouTube見てもいいが、近い距離なら予習なしで聴きたい僕。無人ローソンのついでに行ってみることに。
本町駅
なかもずから本町へ。万博により多くの乗り換え客が見込まれることから本町駅構内もリニューアル工事が実施されている。
ホームに降りてきた。万博を見越したわけではないのに、本町駅は元からホームが広い。万博本番でも捌けそうなレベル。
万博以前にインテックス大阪でのイベント、「レディクレ」などのフェスでごった返すことがある。ホームの広さがちょうどいいとおもったが、電車に乗ったら地獄だった。よくも悪くも1年前のいい思い出。
余談はさておき、このホームでスピーカーを探し、真下で聴いてみる。
夢洲方面(コスモスクエア行き)
まずは「夢洲方面」。列車接近は「ゆめしま」のイントネーションから4拍子になっているのが特徴。ポップでワクワクな雰囲気で、未来あふれる万博を彷彿させるようなメロディに仕上がっている。この日の時点では「コスモスクエア駅」が終点になっているが、2025年1月に「夢洲駅」へ延伸する。
長田方面(学研奈良登美ヶ丘行き)
反対の「長田方面」。地下鉄の東端で近鉄との境界駅「長田駅」の「ながた」を3拍子で表現。長田から先、奈良県へ直通するイメージから鼓のような「ポン」という和風の音も混ぜこまれている。
アンケートにあった「駅名発音をメロディにする」をベースにし、「行き先のイメージ」を完成系に反映させている。ブラッシュアップされていて、個人的に意見した事柄が反映されていて嬉しい。そう思うと聴いていて涙腺が緩んでくる。
大阪メトロのメロディ
大阪メトロの駅メロディは大阪市営地下鉄時代から30年以上使われてきた。伝統で大阪らしさを象徴させ、音だけで大阪に来たことを感じさせてきた。
「中川家」にいじられるメロディ
長堀鶴見緑地線だけはオリジナルメロディを採用。「花と緑の博覧会(花博、花の万博)」に向けて、メロディを制作した。中央線にも反映された「駅名を音にする」というのがこのときのアイデアだ。花博閉幕後から30年以上使われ、「中川家」の漫才では「発車メロディに人の声が入ってて怖い」といじられるほど。
中央線の新メロディを予習なしで聴いてきたが、期待通りのいいメロディに仕上がった。大阪人に長く愛され、「中川家」にいじられるぐらいの新名物になってほしいと願ってやまない。
使用開始から1ヶ月半経って鮮度は低くずっと燻ってきたものを「熟成下書き」としてアップした。50はこういうのがあるし、1年前のもある。たくさん上げてみようかな。