千里山の思い出
ご機嫌いかがでしょうか。Yukiです。
今回は大阪府吹田市千里山の思い出を語りたいと思います。千里山は僕の母方の祖母が1人で住んでました。中学生の頃までは夏休みや冬休みを中心によく祖母に会いに行ってました。最近では、祖母は働き先の料亭に住み込んでいることもあってか最近はめっきり行かなくなりました。行かなくなる間に千里山は再開発が進み、思い出の光景の多くが見られなくなりました。そんな千里山の過去と現在を語ります。
2000年代の千里山
2000年代後半の千里山は、駅の東側には昔ながらの屋内型の生鮮市場が立ち、そこから、しばらくは高度成長期に建てられたであろう古い団地が立ち並んでいた。大通りから少し山手側に入ると、木が生い茂っていて、自然の中のような癒しの空間があった。祖母の家から駅まではその道を通って行くほうが近道だった。祖母の家の手前には図書館が立っていた。目新しい本館と古めかしい木造の別館が真逆の雰囲気で個人的に好きな建物だ。
西側には灰色レンガ風にピンクの窓枠の4階建ての駅ビルが建ち、そこから3分歩くと、噴水広場がある。ロンドン郊外の街を参考に作られたというだけあって、イングリッシュな雰囲気もある広場だ。
駅前の踏み切りは交差点が絡んでいて、運転に難がありそうな場所だった。
その他にも、「大丸ピーコック」というスーパーや母行きつけ「らふれーず」など思い出の店が多い。
今の千里山
2010年頃から再開発が始まり、団地群は防音カバーで覆われて解体準備が進んでいた。それから約8年ぐらいが経過したとき、思い立って千里山をぶらぶらしようと思って久々に千里山を降りた。その光景を見ると全く違う街のような雰囲気になっていて非常に驚いた。区画は大きく変わって、駅前にはロータリーと大和ハウスグループが手掛けた目新しい複合施設「Bivi千里山」が建っていた。ここには百均や阪急系のスーパー、吹田市のコミュニティセンターが入居している。
団地群は全て現代的な高層マンション群に建て替わっていた。さらに、駅のホームの真上には2車線道路の橋が掛かり、複雑だった駅前の踏切は歩行者専用になり小さくなっている。また、「大丸ピーコック」はイオンに買収されたこともあってか「マックスバリュ」に装いを改めていた。
大幅に変わった街並みに「ここはホンマにあの千里山なんか!?」と思うほどのビフォーアフターぶりだった。とはいえ、木造の図書館や西側のラウンドアバウトの公園はまだ残っていて、自分の中での千里山らしい光景もあった。
衝撃的事件があっても…
2019年、この千里山の交番で警察官が襲撃される事件が発生。自分にゆかりのある街で痛ましいニュースが起きたことには愕然とした。それでも、母が育った街だし、僕自身もこの街に愛がある。長浜に次ぐ第2のふるさとだから。大阪で働くことになったときは是非とも住んでみたい場所でもあるから。