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サイコロきっぷ5投目(大騒動なプロローグ)

JR西日本の激安きっぷ「サイコロきっぷ」が再び登場!最安5000円、特急、新幹線の指定席で旅ができるというもの。今回は買うために2つの条件がないと買えない仕組みになった。

  • JR西日本のWESTER会員

  • エントリー代としてWESTERポイント1000ポイント保有

1000ポイント+4000円ないしは7000円という形になった。過去には抽選制になって僕は一度落選もしたほど。しかし、今回は争奪するほどでもなく、即当選した。スマホ上でサイコロを振って出てきたのは…

リベンジof城崎

よし!リベンジや!

出た行き先は兵庫「城崎温泉」。比較的近場で個人的には通算3度目。だが、ここが当たったからにはあるリベンジがしたかった。

1年前に訪れた際は滞在を1時間のみに設定。タイトなスケジュールで外湯めぐりしようとしたら、列車乗り遅れ寸前という大ピンチ。2つのお風呂しか入れず失敗したというのがあった。そんな今回は日帰りで滞在時間6時間というつもりでリベンジすることにした。しかし、このときあんな大騒動になるとは…

想像絶する信号の確認

発券も済ませてやってきた当日。起きてすぐに「信号の確認」で遅延とアプリに出た。京阪で大阪へ迂回しようとも思ったが、JRでもええかなと京都駅へ向かった。しかし、想像を絶する光景が。

右から3番目、新快速が消えてる…

駅の表示から新快速が一切合切消えていた。

これは待ってられん。急げ!!

信号待ちのリスクも踏まえて大急ぎで新幹線で課金することにした。急がなくともよかったが、急な変更があるかもしれない不安から新幹線へ飛び乗った。

大急ぎで新幹線+地下鉄

なんかあったら決め手のスマートEX
テキトーに次のやつ
お、S!
地下鉄でさらに課金

地下鉄も乗り継いで大阪駅まで来れた。

大阪駅

こうのとりすらおらん

表示板には「こうのとり」はおろか、「はまかぜ」「スーパーはくと」すらもまだ。

聞いてみてホッと

アプリには運休の情報が無く、不安になって改札前にいた女性の駅員さんに聞いてみた。「こうのとり5号」は運転する見込みらしく少しホッとした。鉄オタの悪いクセで余計なことも言ってしまったが、「希望持てました」なんて言ってたら駅員さんがむっちゃ笑顔だった。人間しゃべると安心するのが性なんかなぁ。特に関西人は。

慌てて改札内へ

ご飯を調達、駅をうろうろしていると「こうのとり5号」の表示を見つけ慌てて改札へ。この時点で既に信号の確認、もとい信号トラブルは収束した模様で動き出していた。

しかし、そもそも「こうのとり1号」すら来ておらず、表示が荒ぶってるだけだった。順序もそのときそのときで変わってしまう。僕が近距離を使うとき、もう選択から外れて私鉄を使ってる段階だが、長距離で予約してるからには、そういうわけにはいかない。

1時間待ちぼうけ

ゾクゾク来る新快速

そこから待つこと1時間。流れるように新快速、快速がやってくる。この虚しく過ぎ去る光景は初めての体験だったりする。

こうのとりもやってくるが

こうのとり1号
こうのとり3号

「こうのとり」も1号、3号とやってきて、希望が見えてくる。しかし、ここまで待つのはなかなか経験がない。発券していなかったらまだ変えられたかもしれないが、もう紙にしてしまって、手元にある。なんとなくミスった感もある。

ウソつき!

福知山行きに変更になったのが反映されず。
ウソついてんな

やってきた2本は本来、「城崎温泉行き」のところ「福知山止まり」に変更。しかし、情報が錯綜しているからかアプリの表示と駅の表示がズレて、「おまえ、ウソついてんなぁ」と言わんばかりにごちゃごちゃしていた。

僕が駅員のアルバイトしていたときも業務用タブレットの情報と目の前に現れた電車の両数が全く違うことがあった。「システムのウソつきーー!!」と心の中で叫んだもんだ。という自分も放送でウソついたけど。

電車はホント
こっちがウソつき
でも、リレー列車あるって考えたら半分ホント

1号に関しては福知山行きであったが、運休区間の代わりである臨時の「こうのとり91号」が緊急設定。そのせいなのか駅の表示は「城崎温泉」のままだった。ウソかマコトかわからん。

コンビニ一瞬立ち寄ったら「5号」来た!

そんなこんなで2時間待ったら「5号」が無事到着。城崎温泉まで運転が決まり、希望が叶って乗ることになった。


大都市かつ近距離で鉄道を使うとなるとたくさん選択肢がある。私鉄は1、2択、滋賀ならば新幹線という最終手段もある。しかし、予約しているとなると運転するかどうか分かるまで待つほかない。せっかちになって相談もなしに違う列車乗ったとて、無駄遣いな上に、遅延による払い戻しも受けにくくなる。2時間待った甲斐はあったとは個人的には思うし、大トラブルになった鉄道ってこんなに混乱するんやなぁと勉強にもなった。

序章の時点でこれだけのネタがあったが、この先もなかなかすごいことになってる。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。