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プレミアムなおにぎり

スイーツにありつけたところで、もう1ヶ所ランチに行ってきた。普通ならスイーツを後にするところだが、なくなり次第閉店とのことだったのでランチは後になった。それはともかく、この日のランチはここに行ってきた。

長浜駅から歩いて15分ほど、JRの線路沿いにある「ヤンマーミュージアム」。ここにあるレストラン「Premium Marché BIWAKO(プレミアムマルシェビワコ)」がお目当てだ。

木材をふんだんに使い、天井が高く、窓も大きく、開放感と居心地が最高な店内。

消毒、手洗いを済ませて、レジへ。ここで頂くのはおにぎり、惣菜、みそ汁がセットになった『2むすび1さいセット』。おにぎり2種と惣菜一種から選ぶのだが、僕は梅と海苔バター、近江牛のしぐれ煮を挟んだだし巻き玉子をセレクトした。
そして、しばし待つと出てきたのがこちら。

真っ先に炭水化物は重いので、みそ汁から。
滋賀県産で、メニューボードには東近江市五個荘(ごかしょう)にある「糀や儀平」の「儀平みそ」を使ってるそう。e-radioの「radio max」内18時の時報直後にやっている「ちょこっとEcoっと」というコーナーで何十回も紹介されていて、名前だけは知っていた。
初めて食べてみたが、濃ゆくてコクが深い。滋賀にこんな美味しいお味噌があったんやぁと思わせるほど。そして、入っているお麩は水色の線が入っていて、「お多賀さん」こと多賀大社参道の銘菓『糸切り餅』の模様を想起させる。

続けて、おにぎりに手を伸ばし、まずは梅から頂く。セルフで海苔を巻いて一口。パリッパリの海苔の音が良いし、お米は出来たてで温かくもっちり、普段のコンビニおにぎりとは比べ物にならないなかなか味わうことのないおにぎりだ。
もう一つの「海苔バター」は海苔の佃煮とバター、大葉が乗り、天かすが散らしてある。佃煮の甘味とバターのコクが見事にマッチ、そして、アクセントの大葉も良い香り、良い食感、さらに天かすも前半サクサク、後半はふわふわ。選んで大正解だった。

そして、惣菜のだし巻きを頂く。半熟に近いぐらいプルプルで滑らかな玉子とだしの風味が良いし、近江牛も煮汁がよく染みてる。だし巻きの火加減がうまいからなのだろうか、でないとこんなだし巻きはできないだろう。こんな美味しいだし巻きは初めてだ。

食べた後、ヤンマーミュージアムに展示されているヤンマー製トラクターや「ヤン坊マー坊天気予報※」の昔のオープニング映像、同社サッカー部をルーツに持ち、スポンサーを務める「セレッソ大阪」のユニフォームなどが展示されているところを見学したが、体験ゾーンなどは入館券など事前予約が必要なので今回はパスした。

※全国の民放局やBS朝日で放送されていたヤンマー提供の天気予報。このタイトルで放送される際はマスコットの「ヤン坊」「マー坊」が登場するオープニングアニメが流れて、予報を伝えるときには「ヤン坊・マー坊の唄」というテーマソングをBGMを流すのは全て共通だった。半世紀以上の長年に渡って放送されてきたが、2014年を最後に全ての局で幕を下ろした。

それでも、故郷のこだわりのええもんを地産地消で味わったおにぎりセットはどれも美味しかった。名の通り「プレミアム」なランチだった。また一ついいレストランを見つけられた。


ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。