画集を買ってみた。
ヨルシカの「音楽画集『幻燈』」。多分世界初と思われるこの特殊な作品。最初は買おうとはしなかったが、どうも、画集を見ないと聴けない曲があるらしい。
おまけにライブツアー『月と猫のダンス』はこの作品が元になっているそうで
買って予習せなヤバいやん!!
と即決。そして、割とすぐ来た。
1章 夏の肖像
画集は2章構成になっている。「1章」は『又三郎』『ブレーメン』を始めとした既にリリース済みの「文学オマージュ」から『雪国』『さよならモルテン』などの未発表曲、さらにはCDとしてリリースしていた『靴の花火』まで様々。
一度聴いた曲を「列車旅用プレイリスト」に入れ込んで、関西2府4県や長旅でよく流しているのがメインの僕だが、これらの曲は今のところダウンロードするには難しい。ちょっとそこら辺は残念ではあるが、今までにない新しい体験という点はたくさん聴いて予習したい。
2章 踊る動物
2章は『第一夜』から順に『第十夜』までのラインナップ。
『第一夜』のみは歌入りで2章で唯一サブスクで聴ける。あとは歌無しの「インストゥルメンタル」でここでしか聴けない。
過去にも「インストゥルメンタル」はあることはあったが、これ主体でいずれも長尺というのは珍しい。章のタイトルからすれば、多分劇中の合間の曲で使われるのだろうとは思っていて、予習しといた方がいいのかも。
ARとかNFTとか
ちなみにこの画集はスマートフォンやタブレットの「AR機能」で音楽を楽しむという仕組みになっている。
実は以前に僕が「御堂筋線」の「梅田駅」「新大阪駅」で見つけたポスターも同じ仕掛けでこの画集のPRだった。
こういう仕掛けについてラジオでn-bunaさんは「NFT」という技術と絡めて話していた。いわゆる「バーチャル上にただ一つしか存在しない作品」という仕組みに「画集」という「リアル」と融合させているというのが僕の解釈。
イマイチよく分からないこの技術だが、僕が過去にハマった鉄道ゲームがこの技術で今では見られない列車の模型を作ってるのはよく見かける。それで知識の下地があるようでまだ脆い。
身近なようでそうでなかったが、「リアルとバーチャル」という少しわかりやすい形で愛してやまないアーティストが距離を縮めてくれたようなこの「画集」。何はともあれ、ライブに向けて予習したい。
それと余談だが、「ヨルシカ」が「東京メトロ」とコラボした乗り放題きっぷを発売するという。大好きと大好きが絡まったこれをゲットしないわけにはいかないし、ほぼ毎日見ている鉄道系ニュースサイトに「ヨルシカ」の4文字があるというのはとんでもないコラボが起こってる感。買えますように…🙏
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