好きあま巡礼余韻でつばさ号(米沢→東京 つばさ144号)
映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』の聖地巡礼をしてきた1泊2日。物足りなさを感じつつも、新幹線で京都まで戻る。ここでは東京駅までの道中を綴る。サイクリングの途中で新幹線を予約し、いざ。
新幹線eチケット
東京から西の新幹線だと自動改札から勝手に利用票が飛び出てくるが、東の新幹線はセルフサービス。紙でみたい人はそれで見てとの感じだが、スマホだけではなぁ。いつ壊れるかわからんし。
E8系 つばさ144号
やってきた「つばさ号」は最新車両「E8系」!2024年3月にデビューしたばかりの期待の新星で、これまで最高が時速275kmだったのを時速300kmまで向上させた。いずれは全列車をこの車両で統一させ、先代「E3系」を淘汰させる。
車内は新車の匂いがする。製造1年以内の混じりっけない匂いはテンションが上がる。
窓側は案外埋まっていて、利用が多いことが窺える。
板谷峠
米沢から福島までは板谷峠の峠に挑む。新幹線らしからぬ険しくグネグネの道をひた走っていく。
途中の駅は秘境駅と呼ばれる駅ばかり。雪対策としてシェルターが覆い被さる様はどこか異世界の雰囲気。
新幹線ができる前のさらなる険しさを物語る線路跡もある。「スイッチバック※」の跡地が連続。新幹線開通で撤去されたが、過酷な道のりのレガシーとして、痕跡が物語る。
福島県内
庭坂駅の手前から福島県中通り※の平野を進んでいく。
松川弁当店「牛肉道場」
ここで駅弁を開封。米沢の二大牛肉駅弁「牛肉道場」だ。
前夜にいただいたライバルと具材は一緒だが、しょうがの仕切りがあったり、山形最強ご飯のお供「しそ巻き」が入ってるなどところどころ違う。
余談だが、この弁当を作っている「松川弁当店」さんはけっこうインスタでよく見る。「駅弁」のハッシュタグを漁ってるようで自分の店でなくても、駅弁のエピソードに「いいね」している。僕の投稿にも複数いいねしてくれている。
福島駅で連結!
福島駅に着いた。この駅では仙台始発のやまびこ号と連結が行われる。3回に分けて停車し、駅員の無線合図とともに連結される。
される側の「やまびこ」に乗るとホームに出て連結を見学できるが、する側の「つばさ」では見学はできない。切り離す際も次発の「やまびこ」で見れる一方、先発の「つばさ」では見られない。
東北新幹線
福島から一気にスピードが上がる「つばさ」。特急列車から新幹線へと変貌を遂げ、スピードという牙を剥く。
とはいえ、乗ってる列車は郡山、宇都宮の順に主要都市に停車する。最速でこれら2駅通過の列車もあるがごくわずかだ。
撮影失敗
乗ってると珍しい列車に2種類すれ違った。
宇都宮付近では「ALFA-X」という新幹線に出会った。次世代新幹線製作のためのテスト用の新幹線として活躍している。その運転日に偶然出会し、写真を撮ろうとしたが、ミスタッチで撮影失敗。
もう1つ見たのが「East-i」。救急車を彷彿とさせる東日本版「ドクターイエロー」のような存在だ。ミニ新幹線を含む東日本全ての新幹線や北海道新幹線、JR西日本エリアを含む北陸新幹線で線路や架線などを検査している。
見れたはいいが写真を撮れなかったのが非常に悔しい。いずれも個人的には「ドクターイエロー」よりすごい奴と評するぐらいだし、そりゃ那須塩原駅に撮り鉄が群がる。
「ALFA-X」いつかファインダーに捉えてやる!!
そんなリベンジを決意したところで、利根川までやってきた。この辺りになると雨足が強まってくる。
大宮駅を出発。このときかけた音楽はJR東日本のCMソング。
ケツメイシ/トレイン
JR東日本発足20周年記念のテレビCMとして起用された楽曲で2007年当時活躍してた東日本の新幹線が音楽を彩った。エリア外に住んでいた僕だが、公式サイトを通じてCMは視聴していた。サブスク開始前は配信で買うほどお気に入りの曲はこの路線で聴くのが1番。
帰りも福島県内でGReeeeNやサイサイをセレクト。こういうところで聴きたなるのよなぁ。
東京駅
終点東京駅に到着。福島駅で連結された「やまびこ号」にご対面することができた。
ここから東海道新幹線に乗り換えることになるが、またしても、ハプニングが…
果たして無事に帰れるか?