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LONDON➔LA出張でおったまげた話と2019年の総括


書くぞ書くぞ詐欺をしていたnoteの下書きを、
今年中に成仏させたかったので急いで清書しましたー

ついでに今年一年の振り返りをしてみようと思います!

①街中で音楽が流れていた

これは、他の方もよく言っていることですが、
飲食店やバー、ストリートなど色々な場面で音楽に触れました。

その環境にあった音楽が”誰かの手で選曲”され、
それに身を委ねているみんなの姿が印象的でした。

ましてや、通行人や自転車移動中の方も、
イヤホンではなくBluetoothスピーカーで爆音で流してたり、
他人の選曲をきっかけに会話が始まったりするきっかけがたくさん。

これはいまの日本(特に東京)では
なかなか出会えない環境だなと改めて思いました。

②音楽産業従事者が若い(カンファレンス参加者)

LONDONやLAでは、
音楽産業やコンテンツ産業従事者が集まる
カンファレンスに参加してきました。

広告業界での宣伝会議のようなメディア主催のものや
いわゆるファッションブランドの見本市でのSessionに参加したのですが、
会話した参加者や他の顔ぶれを見てもおそらく30代前半が最年長くらいで、
ほとんどが20代中頃の同年代に占められていました。

もちろん、マネタイズ戦略の深い部分や、
各アーティストの大きな戦略についてはシニアもいると思いますが、
国内のそのような機会に比べて明らかに平均年齢が若い。

また、話しているケーススタディも
若年者がしっかりと理解して説明している感じで、
国内の同年次による作業員的な働き方とは違っていました。

これは、音楽産業特有なのか、
海外の他業界でも若手が活躍しやすいのかわかりませんが、
おじさんばかりで集まっていがちな日本のそれとは違う世界でした。

また、女性比率が半数を超えていたのも印象的だったな。

③アーティストもマネタイズを本気で考え動いていた

いろいろなSessionに参加して印象的だったのは
「めっちゃマネタイズについて語られている」ということ。

Spotifyのような音楽サブスクプラットフォーマーや、
そこに音源を納品するディストリビューター、
アグリゲーターなどの事業者によって行われていた
「アーティストが考えるべきマネタイズ」
みたいなSessionはパンパンの人だかりが起きていて、
なかには高校生くらいの少年少女がノートを取っていたりと、
マネタイズへの意識が半端なく高かった。

しかも、売上を創るだけでなく、利益をしっかり残す考え方や、
どれくらいの期間で投資を回収するかといったビジネスタームまで、
日本の同世代では意識していないような部分に比重が高いなと。
(国内では小手先の技術やクリエイティブに意識が行きがちかなと思う)

あらためて、産業としての強さと、
質を上げて純度を高めるようなサイクルがあるなと痛感。

④みんなちゃんと遊んで、ちゃんと働いていた

で、仲良くなった人と話してみると、
めっちゃ四六時中働きまくっているわけではなく、
遊ぶ時間をしっかりつくって遊んでいた。

なおかつ、働き方はある意味で適当で
日本はオーバークオリティに感じるくらいのメリハリがあった。

これは音楽などエンタメを扱っているからこそ、
「従事者がいい遊び方をしなくてどうする!」みたいな姿勢を感じました。

自分もそこは早速まねしていて、
なんでもいいのでしっかり遊んでインプットを怠らない。

①にも書いたような偶然の出会いが少ないからこそ、
自分のテリトリーの外にある遊びに積極参加してみています。

これがけっこういい刺激なので、
2020年もそれは継続したいなと思います!!

⑤みんなめっちゃ食うし元気でストイック

これは言葉のとおりで、
めっちゃ元気な人が多かったなと。

めちゃ飲んで食って遊んで働いて、
それでいて勉強や努力は怠っていなくて、
私生活の充実も追い求めていて、
なんかもうごりごりでした。
単純にデカかったしw

泳ぎを止めないマグロというか、
効率的に物事をこなしていくロボットというか、
勤勉さとストイックさには刺激を受けたし、
自分たちはそもそも劣位なのにサボってはいられないなと。

⑥”カルチャー”ってみんなで創るって改めて実感

音楽産業ということもあり、
単純に金稼ぎだけでなくカルチャーを創る側面もあって、
その一翼を担っているという覚悟や、
背景理解などの文化資本が高かったです。

その反面、自分も含めてまだまだ理解不足も多くあるなと思います。

例えるならば、

自分の作っている米の銘柄を知らなければ、
そのルーツにあたるのが”コシヒカリ”だと知らない
というか。

そんな状態で、
目の前のビジネスKPIだけを追いかけがちな現状はおかしいなと思いました。
もう少し勉強しないといけませんね。

⑦言語化しないと脳と関係性が陳腐化する

で、これは海外出張にいったことで気づいたというより、
一緒に旅をした先輩との会話で感じたのですが、

「で、地道くんはどう思う?」
「で、地道くんはどう感じた?」
「で、地道くん的な視点での考察は?」

みたいな問をたくさんされました。
(僕も同じように聞くこともたくさんありました)

そのような会話のなかで、
自分の頭が整理されるというか、
言外の意味合いも共有されていく感じがし、
帰国後の仕事のやり取りもスムーズになりました。


あらためて、下記のプロセスを高速で処理できるように
脳を強化しながら生活しようと思います。

⚫POVを持つこと。
そのために、自分の頭で考えること。
自分の考えをまとめるために、適切なボキャブラリーを選ぶこと。
ボキャブラリーを増やすために、幅広い知識を入れること。
知識が増えるような経験を沢山持つこと。

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2019年を振り返って


さて、寝かしていた下書きと
2019年の振り返りを一緒にしちゃったnoteですが、
今年を曲で振り返ると下記の曲のような心境でした。

歌詞だけを読むとめっちゃえらそうなのですが、
今の会社に転職して1年弱経つタイミングで、
より音楽の現場に近い部署との兼務が決まり、
マーケティングでの貢献を模索してた毎日。

今までの経験とか諸先輩のお知恵を参考に、
自分なりのベストプラクティスを追い求めてきたのですが、
正直に言えばまだまだ道半ばって感じでして、
関係性構築や環境のマネジメントに苦心して時間を浪費しました。

その歯がゆさが、上記の曲と見事に重なって、
12月のライヴでは泣いちゃうくらいでした。

そんな感じで結構切羽詰まったメンタルでの1年でしたが、
なんだかんだそれも楽しく乗りこなしてきたので、
これを時間の無駄とかしなくてよかった苦労と思わないにも、
2020年はしっかり花咲かせる感じにできればって思いますね。

いまは大ジャンプの前の踏み込み期間で、
より深く潜り込んだからこそ飛距離出せると信じて。

人生100年スパンで考えたら、
今年のミスや空回りなんて屁でもないさ。

今年も1年ありがとうございました。
2020年もよろしくお願いいたします。

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地道悠介 / じみちん!
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