Product Hunt 2021/2/8週 TOP10(前編)
皆さんこんにちは。YJキャピタルの山下(@JP_YJC)です。
今日はProduct Huntの先週のTOP10のうち、上位5社を紹介していきたいと思います。プロダクト作りの参考にしていただけると幸いです。
1位:Persona
まずは先週のTOP、Personaからご紹介です。
このサービスは、ユーザーの個人情報(免許証やパスポート、メアド、住所、クレジットカード等)をオールインワンで登録でき、認証が必要な企業に、必要な情報だけ提供できる情報プラットフォームです。
俗にいう、eKYCと呼ばれるサービス領域で、フィンテック系サービスでの利用が中心です。
プロダクトの正式ローンチ直後にも関わらず、190か国以上のID情報、18の言語(日本語含む)に対応しています。
このサービスが評価されているポイントは二つです。
①B側の導入が非常に簡単
このサービスは、webページなら10行のソースコードを埋め込むだけで導入可能です。もちろんアプリ向けにもSDKを提供しています。
②拡張性に優れ、利便性が高い
プライバシー保護はもちろんのこと、あらゆる個人情報に対応しているため導入企業側の確認したい個人情報に合わせた拡張性が高いシステムである点や、開発者、ユーザー双方のUI/UXが優れている点などが評価されています。
2位:Sender
続いて2位は、メールマーケティングツールのSenderです。
このツールは、ドラッグアンドドロップで簡単にメール配信用のテンプレート作成~配信~計測まで行えるツールで、EC事業者などがメインターゲットです。
テンプレートで作成できるのは、新しいコンテンツの配信はもちろん、EC事業者向け機能には、カート落ちユーザーへのリマインドや誕生日配信、購入後のフォローアップなど細かい用途まで機能対応されています。
月額利用料がMailchimpという主流になっているツールの1/4($50/月)に収まっていて、UI/UXが優れているのがポイントです。
Mailchimpで実際に私もメーリス設定したことあるんですが、それなりに時間がかかった記憶があるので、UI/UXが優れているのは重要な気がします。
3位:CopyAI
3位はCopyAI。サービス紹介文を入力するだけで、企業がメディアや広告に使う見出し文を10本ほど瞬時にAIが自動生成してくれます。
キャッチコピーって、ある程度パターン化されているのにある程度の本数を作るのには時間かかるので、非常に便利ですね。
特に、広告文などは永遠にA/Bテストを繰り返す必要があったり、キャンペーンによって新しい広告文を作ったりとかなり手間がかかるため、特定分野でのニーズは非常に強いと感じました。
4位:My SEO Sucks Calculator
このサービスは、SEOにおいてブログなどから被リンクをもらう契約をブロガーから受ける際の適正価格を測定するツールです。
18,000以上のサイトの過去1年間のアクセス履歴などを基に価格測定が行われており、客観性を持った価格設定ができる点がポイントです。
ただし、有償でブロガー等から被リンクをもらうのはGoogleのポリシー違反となります。この点は、サービスページに内にも注意文が記載されています。
5位:Fibery
Fiberyはサービス開発に特化したコラボレーションツールで、オールインワンで開発計画、開発管理、CS、CRMまで実装しているサービスです。
開発管理ならJIRA、CSはZendesk、CRMはHubSpotとプラットフォームが分散していることによる不便があるので、開発を一気通貫で管理できるサービスの利便性は高いですね。
一方で、一つ一つの工程の機能にフォーカスして開発を行っているわけではないので、各フローの機能の網羅性という点では既存PFの方が優れています。
このプロダクトは、網羅的にオプショナルな機能が重宝されるような大企業や大きなチームでの開発というよりは、プラットフォームが統合されることでクイックに情報連携をして意思決定が行いやすい、初期のスタートアップや少人数チームでの利用に優れていると思われます。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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