Product Hunt 2021/2/15週TOP10(前編)
こんにちは。YJキャピタルの山下（Twitterは@JP_YJC）です。
前回分の後編を書こうと思ったら、先週の人気サービスのレコメンドが更新され、サービスが見れなくなっていました（泣）
そのため、気持ちを切り替えて翌週分のTOP10サービスを紹介していきたいと思います。
第1位：Audiblogs
第一位はAudiblogsでした。テキストを音声AIで音声化し、chorome上での再生やpodcastとして聴くことができるサービスです。
導入はめちゃくちゃ簡単で、上記URLから、choromeのアドオン機能を導入するだけです。しかも日本語にも対応してるので、すぐ利用可能です。
試しに先週書いた自分のnoteを再生してみましたが、Siriなどの音声再生に近く、だいたいのテキストは問題なく再生できるけど、読み方の抑揚がなく、イマイチ聞きづらいというのが正直な感想でした。
ただ、この辺りの抑揚もGoogle等のテキスト→音声技術の基礎研究が進んでより高度なAPIが提供されるようになれば変わってきそうですね。
第２位：Robin Who
第二位はRobin WhoというRobinhoodのアンチアプリでした。
Robinhoodが「簡単に株を少額から買える」アプリなのに対して、Robin Whoは「株価の損益額が簡単に分かり、すぐに株を売れる」というジョーク的なアプリです。
これは、Gamestop事件で多数の投資家が損益を被り、いくらの損失が出ているかという通知が鳴りやまなかったという悲劇を皮肉っていて、「このサービスを使えばすぐ株を売って、損失を止められますよ」という一種のジョークです。
このアプリは、QoooreというZ世代向けの株式投資アプリ（＋投資コミュニティサービス）のコマーシャル用に作られたサービスで、ページ下部のリンクから当該アプリがダウンロードできます。
時事ネタということで、面白く高い評価が出ていたみたいです。
第３位：LUCKYCARROT
第３位は真面目なサービスで、LUCKYCARROTという従業員間のインセンティブ制度を提供するサービスです。
このサービスを導入すると、従業員同士で感謝を伝えたり、報酬を与えるときに「ニンジン」を送りあうことで、その気持ちをインセンティブも付与しながら気持ちを伝えることができます。
この「ニンジン」はUberやairbnbなどで利用することができ、もらった側も実益が享受できます。
また、このサービス基盤を活用して従業員のエンゲージメントチェックも行うことができ、従業員のエンゲージメント向上とKPIの可視化・改善までを行うことができるサービス構成になっています。
第４位：Jitter
４位はJitterという、ブラウザ上で動作するアニメーション製作ツールです。
HPやパワポ上でよく目にする、動的なテキスト・画像を簡単に制作することができます。
こちらもBeta版が登録後すぐ利用できるので、試しに登録してgifを作ってみたのですが2～3分の操作で簡単にgif画像が作れました。
実際に作ってみたgif
なんだかスパムみたいなgifになってしまいましたが、真面目に使えばすぐにパワポやらHPでの動的な素材に使えそうです。
普通に1ユーザーとしてもオススメしたいくらい、使いやすかったです。
UI良好でユーザーも増えていきそうなので、ビジネスモデルとしてはフリーミアム＋広告とプレミアムプランで課金という王道なサービスになっていきそう。
第５位：Cash Coach
第５位はCash Coachで、ゲーミフィケーションやレコメンドを活用して節約を支援するマネーフォワードMEの進化版サービスという感じです。
個人的には、このサービスが一番今週のTOP5の中で面白いサービスでした。
自分の支出額の目標設定を行った後、自分の利用金額を可視化して、「今月はあといくらまで使えるか？」などを支出ごとに管理できます。
特徴的なのはやはりゲーム的なUIで、自分の節約がうまくいけばいくほど自分のアバターがレベルアップしていく機能まで搭載しています。
こうした節約・家計簿アプリは通常、誰にでも使いやすいシンプルかつ動作性重視のサービスが多い印象でしたが、金融機関のAPI提供が進み、やろうと思えば誰でもサービス開発できる今、後発プレイヤーが差別化してシェア奪取しようとすると、こうしたUI/UXやゲーミフィケーションによってユーザー価値を最大化する点に重きが置かれていきそうですね。
最後に
今週もnote読んでいただきありがとうございました！
後半分は来週頭くらいに投稿予定です。Twitterではproducthuntで面白かったサービスや、国内/海外のサービス関連で面白いと思った記事をツイートしてます。
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