展覧会の思い出 2018年
春と秋は展覧会も充実するので
(特に秋だと毎年奈良国立博物館で正倉院展もあるし
2019年は特に御即位記念にあたったし
それで東京国立博物館で特別展もやっているしね!
あと天皇陛下御即位記念の特殊切手も郵便局でみかけましたよー)
忙しく飛び回っているのだけど
良かった展覧会もいくつもありすぎて どれを語ろうか迷ってしまいます
きりがないのでメモ程度でも以下残しておこうと思います
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それでも敢えて
2018年開催の展覧会で印象深かったものを挙げるとするならば
「プーシキン美術館展」でしょうか
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モネの《草上の昼食》が初来日
というのが目玉でもあった展覧会ですが
他の作品もどれもよくてその量がやっぱり多かったと思います
好きな画家のものも沢山あったし 一々みとれちゃったな
よいコレクションの美術館の作品展は こういうことが度々あって
幸せになってしまいます
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だからモネの《草上の昼食》の作品を
日本で肉眼で見られたのも勿論嬉しいのだけど
この展覧会ではモネが制作過程で試行錯誤している様子が伺われる
のももう一つの大きな感動だったんだよね
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同名のマネによる《草上の昼食》(出品当時は《水浴》)の発表
は1863年で 他の画家達にも大きな影響を与えていて
モネも影響をうけた一人であり マネの発表の後に
自分の《草上の昼食》を制作するのです
その人物配置の工夫や色彩表現などの追求は胸を打つものでした
太陽の光がふりそそぐ様子が 既に印象派の表現になっている
のもよく伝わりました
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描かれた19世紀のドレスも素敵だったしね!
正にイギリスではヴィクトリア女王在位(1837年‐1901年)の時期の範囲です
(在位が長すぎてドレスの流行は変遷してるんだけど)
モネが《印象・日の出》を描くのはこの後のことで1872年です
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またプーシキンの小説『エヴゲーニイ・オネーギン』
(『エフゲニー・オネーギン』)については
チャイコフスキーによるオペラをはじめ
バレエや映画(『オネーギンの恋文』)にもなっているし
内容も「昔好きだった人と再会! さああなたならどうする?」
と現代でもつい考えこんじゃうようなお話で おもしろいですよね
***
そんなわけで
他にも今になっても
いろいろ語りたい絵が盛り沢山の展覧会だったんだけど
コレクターの存在ってすごいなと改めて思ったり
他に現地でみたフランスやロシアでの美術館でのことを思い出したり
刺激的な時間だったのでした
2019年の分は
まだ要チェックしたい展覧会を残しているのでまだまだ飛び回ります
▼いつもは『源氏物語』など古典文学作品を語ったりしています
◆使い方ガイド・YI STUDIO の文学散歩『源氏物語』◆
▼光源氏も絵が大好き『源氏物語』第十七帖「絵合」
https://note.mu/yistudio/n/nbacc2bac230f
◆2017年の展覧会を取り上げつつ
いつもそしてこれからもこんな感じで楽しんでいるワタシの様子です
▼展覧会の思い出 2017年その1
展覧会の楽しみの一つミュージアム・グッズなどについて
▼「展覧会の思い出 2017年その2」
展覧会に関する映画が登場
『ビーン』
『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』等
▼「展覧会の思い出 2017年その3」
美術品を大事にするということについての私の考え
▼ドラマ『女王ヴィクトリア』第1話など
19世紀の話って好みなんですよね
https://note.mu/yistudio/n/n28744f420862
◆参照◆
「プーシキン美術館展──旅するフランス風景画」図録
東京都美術館・国立国際美術館(2018年)朝日新聞創刊140周年記念
東京都美術館
https://www.tobikan.jp/index.html
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/index.html
奈良国立博物館
https://www.narahaku.go.jp/index.html
東京国立博物館
https://www.tnm.jp
郵便局
https://www.post.japanpost.jp/index.html
(以上2019年11月12日閲覧)
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