山元春挙展へ行った話
実家へ帰省したので、今日は小学校以来訪れていなかった地元の美術館へ行くことに。ラッキーなことにちょうど開館40周年記念特別展として「山元春挙展」を開催していた。山元春挙が女性か男性かも分からない状態で、よくラッキーだなんて言葉を使えたもんだ。なんでもラッキーと言った方がお得感があっていいよね。
さて、山元春挙は一体何者なのか簡単にまとめておく。彼(1872~1933年)は、現在の滋賀県大津市出身の日本画家。明治から昭和初期にかけて近代京都画壇を代表する画家として活躍した。油彩画や写真撮影の技法を参考にした独自の表現方法で山岳や水辺の風景を数多く描いている。
今まで、日本画に興味を持ったことがない24年間を送ってきた私でさえも惹き込んだのだから、彼の作品は本当に素晴らしい。突然の上から目線で大変申し訳ないが。風景画が多かったのだが、どの作品からも豊かさ・温かさが感じられた。例えば、険しい山岳の画をよく見てみると、人が登山していたり、鹿の親子が歩いていたりする姿を発見できる。ダイナミックな自然がさらに際立つと同時に、私たち生き物は常に偉大な自然と共存している存在だと教えてくれているよう。きっと春挙自身も豊かな内面を持ち合わせていたのだろう。私もそんな豊かな人間性を身に着けていきたい。と言っているそばから、スマホをいじっているのだから豊かさからはまだほど遠い…。あかんぞ~、と自分への戒めも込めて今文章を綴っている。
最近、もしものときに備えろ!というフレーズをよく耳にする。だから、もしも今ここまで読んでくださり、奇跡的に「山元春挙展」に行きたいと思った方がいた場合に備えて、私が行った美術館のサイトのURLを貼っておく。おすすめなので、中四国にお住まいの方はぜひ。
笠岡市立竹喬美術館 開館40周年記念特別展「生誕150年 山元春挙」
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