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王一博 全仏オープンテニス観戦 《パリ2024 聖地探訪記》②

2024年6月に行われた全仏オープンテニス。推し 王一博はグローバルアンバサダーを務める Lacoste の招待で男子シングル決勝を観戦しました。ゲームは当然ながら世界中で生中継され、わたしもwowowで観ることができました。時々、小さく写り込む推しの姿に大感激!

コートは全仏の代名詞ともなる Stade Roland Garrosスタッド・ローラン・ギャロス)のセンターコート Philippe-Chatrierフィリップ・シャトリエ)。
C. アルカラスとA. ズベレフの対戦で、4時間19分の激戦を制したアルカラスが史上最年少で初優勝しました。

今回は《パリ2024 聖地探訪記》第2弾として、オリンピック Paris 2024 でこのローランギャロスを訪れた思い出を記録していこうと思います。
最後の方にオリンピック観戦のまとめも記しました。
長いですが、お時間ゆるせばお付き合いください!


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聖地の聖地

ローランギャロスといえばそんなにテニス詳しくなくても聞いたことはあるかもしれない、テニスコートの聖地。そこに推しが降臨したということでWで聖地

テニスの観戦チケットは昨年の5月公式販売第2季に入手。その時は日程のみ調整し、あとはできるだけ決勝に近いゲームを抑えただけだったので、当然選手は分からず。

6月に王一博が観戦し、その後オリンピックのトーナメントが発表になり、自分の観戦するコートが全仏で彼がいたのと同じセンターコート Philippe-Chatrier(フィリップ・シャトリエ)だと分かった時の驚き!(いやもしかしたら発売の時から決まっていたのかもしれないが、粗忽者なので気付いていなかっただけかもしれない…笑)
しかもあの Novak Djokovic ジョコビッチの試合が観られるという嬉しいサプライズ!(これは確実に直前決まったはず)



全仏オープン観戦中の推しの麗しいお姿 そこだけ確実に空気が違う! Lacoste 微博



早めにいって聖地巡礼

日没が遅いパリ。試合開始は19時だ。ローランギャロスまではホテルから歩ける距離。早めに着いて推しの足跡を辿ることに。

到着早々先ずはシートを確認。と思ったらなんとー!そこだけ既にお客さんが座ってるー! 早過ぎる! 笑
仕方ないので正面からの写真は遠景だけにして、後ろから撮らせていただくことに。

今回のオリンピックは各会場全て、それぞれ細かく区画が区切られており、自分の座席のあるエリア以外のゲートは通過できない仕組みになっている。
なので本来は王一博が座った区画には入れないのだが、入口で推しが座ったシートを見たいんです!と訴えたら、10分だけね、と入れてくれた!優しい!融通が利く!さすがフランスだ!ありがとう!と感謝しつつ撮影したのがこちら。


ぼかしが入ってる部分(手前左から2つ目)が該当のシート 他のガラガラを見れば如何に彼らの着席が早かったか分かっていただけるだろう(笑)


王一博が約1ヶ月半前に座った素敵なシートを確認した後は、外に出て彼が踏んだであろう地面を探す旅へ。


王一博ファンの方はこの景色に見覚えがあるかもしれない


暑い時期なので外では冷たいドリンク(コカ・コーラが協賛なのでドリンクブースは全てコカ・コーラ)やアイスが売っていたが、彼が食べていたソフトクリームは見当たらず。オリンピック開催期間は普段とはショップの構成が違っており、ローランギャロス公式ショップはなくてオリンピック公式ショップのみだった。お揃いパナマ帽買おうと思ってたのに残念だが仕方ない。


王一博の座ったシートはVIPエリアなので、専用通路から入る その入口がこちら



ゲーム観戦

よい加減の時間になってきたので着席して観戦する。席はどセンターで抜群の眺めだ。反対側左寄りに王一博が座ったシートを確認。

対戦はセルビア Djokovicジョコビッチ) 対 ギリシャStefanos  Tsitsipasチチパス)。


赤茶のクレーコートが美しい


今回ゴールデンスラムを目指すジョコビッチにとっては負けられない試合。気迫あふれるプレーを堪能できた。テニスすごく詳しい訳ではない(嗜む程度)だが、生で見るサービスのスピードはすごかった。相手のチチパスも若いだけにパワーがあって見応えたっぷり。とてもいい試合だった。
序盤互角にも見えたが、やはりオールラウンドに取りこぼしなく攻めるジョコビッチがやや優勢に試合を運び、6 3、6 6 からのタイブレークの末ジョコビッチの勝利! とても嬉しそうだった。



木製のイスとロゴマークの刻印が素敵


その後は女子の準決勝も行われた。
スロバキアの Anna Karolina Schmiedlova 対 クロアチアの Donna Vekic 戦。
アナ vs ドナの決戦は 6 4 6 0 で Donna の勝利となった。


時間が遅かったので見るからにお客さんが帰ってしまってて少し寂しい


フィリップ・シャトリエの天井は開閉式。それまでかなり暑かったのだがこの回途中から涼しい風が吹いてきてお天気変わりそうと思ったら天井が閉まり出した。閉まる少し前に急に驟雨が。一時は天井の隙間からも雨が場内に入ってくる程だったが、帰る頃には上がってくれて助かった。
天井の開閉も見られてよかった


Victory belongs to the most tenacious

さて、このコート中央2階席の前面には「Victory belongs to the most tenacious」(勝利は最も忍耐強い者に与えられる)という言葉が掲示されている(上の画像上部参照

オリジナルはナポレオンの言葉らしいが、横にはコートの名にもなっているPhilippe-Chatrierの名が。
王一博もこの言葉に言及しており、感銘を受けたようだ。
わたしもこの日のジョコビッチ戦をみて、本当にそうだなぁと感慨深かった。

この日の後、ジョコビッチは順当に勝ち上がり、今勢いのあるアルカラスに勝利、見事金メダルに輝いた。最年長での生涯ゴールデンスラム達成は本当にうれしそうで、よかった。その過程をあこがれの地で垣間見ることができた幸運に感謝したい。


試合終了は日付変わる頃 雨は上がっててよかった




Paris 2024 を観戦して

さて、ここでパリオリンピックで訪れた会場や街の様子について少しふれておきたい。今後の記事では観戦にふれる機会がなさそうなので…
王一博 情報はないのでファンの方はスルーでOK!)

滞在期間中、7種目8セッションを観戦した。
先ず驚いたのは事前に覚悟していたような大きな混乱に一度も遭遇しなかったこと。何故ならどの会場も最低でも1万人以上、陸上競技のスタッドフランスは8万人弱収容できる。そこに一度に、世界中から集まった人達がセキュリティーチェックを経て入退場するって、いったい何時間かかるの?と思っていたから。


滞在最終日に観戦できた女子ロードレース
右手すぐがアレクサンドル三世橋、スタート地点からちょうど1㎞という絶好のロケーションにも関わらず直前まで人が集まることはなくて、ホントにここでいいの?とやや不安💦
でも結局あっという間に人が集まってきてワイワイ楽しかった!


会場へのアクセス
今回はタクシーはアテにならないと予想し、メトロやでRERで移動。Paris2024トランスポート専用のアプリにホテルと行先を入れておけば、リアルタイムの推奨コースを表示してくれてとても便利だった。チケットもNavigoというプリペイド式のカード(or スマホ)で1回券から1日単位の乗り放題などいろいろあって楽。チャージはクレジットカードで。

チケットと入場規制
会場へは90分前の到着が推奨されていた。
チケットは全てチケット専用アプリのQRコード。スマホだ。紙チケットはない。外国人にも使いやすい非常にシンプルな仕様で、世界中から集まった観客が問題なくゲートを通過していく。素晴らしいなと感心した。前日になると確保しているチケットのQRコードが表示されるようになる。スクリーンショットは不可だ。

会場についたらこのアプリに表示されている自分の入場するゲートを目指す。入口でチケットをピッ! ボランティアの方が沢山いて親切に教えてくれるので迷うことはなかった。
その後会場によってそれぞれ違うセキュリティーチェックがある。厳しいところはボディチェックや金属探知機を使うが、緩い会場は荷物をざっくり見せるだけだった。

各ゾーンの入口にもスタッフが2-3人立っていてチケットを見せて入る仕組み。自分のシートのあるゾーン以外には基本的に立ち入れない。

競技が終了した後の方が人が集中するはずだが、ボランティアスタッフが非常に上手く流れを捌いていくので、むやみに人が集中するのことはなかった。一番観客が多かった陸上競技の帰りも、各メトロの駅を指示してくれるスタッフ、途中で道案内をしてくれるスタッフ、と二重三重の手厚い体制。夜も更けた中、25分くらい歩く新駅に向かって、競技が終わった高揚感とともに色んな国の人達とぞろぞろ歩いて帰るのも楽しかった

警備
地下鉄の入口、通り、街のいたるところで軍の兵士が警備にあたっていた。3人一組でそのうち一人がライフル銃を持っている。若い女性もちらほら。制服は黒がおそらくフランス軍かな。迷彩服の他国の軍らしき人たちもいて、しっかり守られてる感が心強かった。時々道を聞くと丁寧に教えてくれるし、しゃべったり水分補給しながらやってて、さ程ピリピリした雰囲気はない。

観戦の人々
殆どがフランス人のようだったが、聞こえてくる外国語は英語ドイツ語が多くて、中国語、韓国語がちらほら。日本人はとても少なかった。各国応援で目立ったのはオランダ。近いし、人口比ではオランダは各競技強いものね。話しかけてくれるのはアメリカ人が多かった。あとはメキシコなど南米の人達が気さく。
会場の応援は、卓球会場は中国に行ったかと思う程、アーチェリー会場は
韓国の方がとっても多く一致団結した声援が凄かった。

街の雰囲気
会場がパリの名所なので、今までになく街歩きを楽しめた。特にセーヌ川沿いは何度となく往復。コンコルド広場のBMX、スケートボード、ブレイキン会場からはウォーッ!というとどろくような声援が聞こえてくる。
アーチェリー会場のアンヴァリッドは初めて訪れたが美しかった。開会式のあったトロカデロ広場にも行ってみた。
最終日は時間があったのでアレクサンドル三世橋のたもとで女子ロードレースを観戦することができた。ロード系の競技も観たかったのでとてもラッキー!

感謝
長年温めてきた夢のオリンピック現地観戦だけに、出発前はいろいろと不安だったが、現地についてからはボランティアや警備、そして姿はみえないけれど運営に当たる方々の統制された素晴らしい大会運営で、終始安全快適楽しく観戦できた。本当にありがたかった!




素晴らしい Paris 2024 olympic games に両手いっぱいの感謝を込めて

merci beaucoup!!




今回はおそらく過去最長 4千文字以上になってしまいました。
(手が空いたら写真を追加するかもしれません)
長い駄文をお読みいただきありがとうございました!
聖地探訪記はまだ続きます。お時間あったらまた遊びにきてくださいね!