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『次の被害者2』 中国ドラマ 鑑賞記録

台湾制作のnetflixオリジナルドラマ『次の被害者』シーズン2を鑑賞しました。中国語の作品としてnetflixで初めて続編の制作が決定されたドラマだそうです。
シーズン1も観ておりますが、相変わらずグロいです(笑) グロは苦手ですがこの作品は配役的に観ないわけにはいかないんですよね~ ふふ。

最後の方、ネタバレあります! 未視聴の方はご注意くださいませ。

シーズン1の感想はこちら



邦題 次の被害者 シーズン2
原題 誰是被害者 第二季
監督 デヴィッド・チュアン、チェン・グアンジョン
配信 Netflix
話数 全8話

トップ画像 瀚草影视 IG


概要

15年前の事件に端を発した連続殺人の謎を追う縦軸に、登場人物それぞれの親子の情愛を絡めて展開していくサスペンス。残虐でリアルな描写のスリラー要素は多め。

グロい場面には閉口するものの、その裏に描かれているのは愛だ。
主人公ファン・イーレンジョセフ・チャン 演)はS1に引き続き娘シャオモンムーン・リー 演)との距離感に悩んでいる。普通の父子でも年頃の女の子との関係は難しいのに彼らの環境(父はアスペルガー症候群の鑑識官)では尚更だ。だが、父が理解してもらえないと難渋しているのと同じく、娘の方もまた悩んでいる。簡単に言ってしまえばコミュニケーションの問題ということになるだろう。複雑な心境を追いながら、事件の経過に従って徐々にお互いの心を解きほぐし、理解していく。その過程に観ているこちらの心も浄化されていく

またイーレンと恋人ハイインティファニー・シュー 演)との間柄も同じく。お互いの想いははっきりしているが、時と場合によりズレが生じてしまうことがあって、もどかしい。まぁ恋愛にはよくあることだろうが。
この二人は本当にお似合いで、観ているだけで微笑ましい。

その他の登場人物の殆どに、この親子愛のテーマが貫かれている
チアインと母、シュエと娘、歌手のチーリンと音楽教師の母も然り。伝え切れない想いが生んだ誤解や不信感、そしてそこからの愛の再生が描かれていく

ところで本作に限ったことではないが、中国語作品の名前をカタカナで表記した場合チから始まる名前がどうしても多くなって混乱の元だ。いちいち(これ誰のことだっけ?)と顔と名前が結びつかないので、流れに集中できない。ネットフリックスさんには是非、中国語作品の人物名はカタカナ表記ではなく、漢字に "中国語読み" の振り仮名(ルビ)表記をご検討頂きたい。いつも言ってますが笑

参考までに役名俳優名の漢字(簡体字)表記と役柄をリストアップしておく。


ファン・イーレン 方毅任 (ジョセフ・チャン 张孝全) 元鑑識官
ジャン・シャオモン  江晓孟 (ムーン・リー 李沐) 凶悪犯罪現場の特殊清掃
シュエ・シンニン  薛欣宁 (ターシー・スー 苏慧伦) 鑑識官
シュー・ハイイン 徐海茵 (ティファニー・シュー 许玮甯) 記者→児童基金の広報担当
チャオ・チョンクワン 赵承宽(ジェイソン・ワン 王识贤) 刑事課課長
チャン・ゲェンハウ  张耿浩 (ディーン・フジオカ 藤冈靛) 検察官
リン・ミンチュン 林明誠 (テレンス・ラウ 劉俊謙) 児童基金創設者
リン・チンルイ 林景瑞  (ジェイソン・キング 喜翔) 恩師
シャオ・チアイン 萧家颖(チェン・イェンフェイ 陳妍霏) 被害者女
ミーチュン チアインの母 
チェン・ヤンユ 被害者男
ユエン・チーリン 被害者女 歌手



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視聴を引っ張ってくれたのは

終始一貫、ファン・イーレンが魅力的だ。想いを伝え切れない焦燥感がリアルで、つい肩入れしてしまうし、かわいいなと思ってしまう。役柄もいいがやはり役者の力量なのだろう。

そして本作視聴動機である チャン・ゲェンハウ 。予想していたよりも出番が多い。というより準主役級の扱いで嬉しい誤算だった。台湾作品という視点でみれば外国人であるにもかかわらず、同国人の役柄で全編が中国語台詞なのは、ネイティブ話者に遜色ないということだろう。諸々記事によれば現地で中国語の指導を受けて相当努力されたようだ。いくら過去に台湾で生活していたとはいえ、本当に素晴らしい! 

役柄は検察官でありながら、事件再捜査に当たり実際に現場にも赴く。そして取調室で容疑者に向ける絶妙な表情変化は彼の真骨頂だ。
怪しさの漂う動きで最後まで引っ張ってくれた。

そしてシャオ・チアイン役のチェン・イェンフェイがよかった。この春話題だった『青春18×2 君へと続く道』にも出演しているそうで(ジョセフ・チャンも出ている)わたしは『選挙の人々 Wave Makers』での演技が印象に残る。

捜査の途中でケガをしてしまったチャオ・チョンクワン (ジェイソン・ワン)が途中から全く出なくなって心配したが、どうやら無事だったようでよかった。何気にこの人も好き。



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衝撃的なラスト

中盤で真犯人は予想が付く展開だが、関係性の詳細は最後まで観てみないと分からない仕掛け。そしてラストはS2の伏線回収に留まらず…

そしてラストに関してここでは言及を避けるがかなり衝撃! えーっそんなことになるのか?!な終局で、キャストも言及している通りS3へと続くもよう
「これは序章に過ぎない」 チャンの最後の言葉である。ストーリーは
30年前の事件へ。
この流れの回収はいつになるのか。是非ともなるはやでお願いしたい。

ところでエンディング曲はチャン・ゲェンハウの中の人が担当しておられる。全8話中7話までは中国語歌詞ver.の『被愛者』。最終話だけが日本語歌詞ver.の『In Truth』だ。両方ともいいがわたしは中国語の方がより好き。

曲は同じで歌詞が違うだけ。しかし本人の談によれば、自分が歌っていることと最終話だけが日本語というところには全部物語との関連性があるそうなので、シーズン3が楽しみだ。

というところで、内容に関しては殆ど何も書いていないけれどw 本日はこの辺で締めたい。
Netflix視聴環境にある方はぜひご覧になっていただきたい。台湾のドラマは比較的短いし内容が濃くて面白いので!




えっと。
ここは中国エンタメと王一博に特化したnoteなため、ちょっとぼかした表現になってしまっていることをお許しください。ええ、わたし彼のファンです笑

またお時間あったら遊びにきてくださいねー!