ワールドカップと人権侵害について思うこと
人権侵害の上に成り立つ今回のワールドカップ。
ワールドカップは祭典なので盛り上がるのは当たり前である。
しかし、別の側面から見ると「人権侵害の上に成り立ったスポーツ観戦は楽しいか?」という指摘のされ方がある。
楽しくないと思うのならワールドカップなんて見てはいけないと。
しかし、一見それが正しい抗議姿勢ようにも思えるが、それだとサッカー選手が無観客試合で試合をしたり、サッカーが出来なくなったりする。もちろんスタッフの方達の努力も無になる。
つまり選手陣営が人質になる。
人権侵害を起こした権力者(企業?)は認めたくないが、サッカーは見たい。
サッカーを見ない以外の別の抗議を探さなくてはならない。
そう考えると、ドイツ選手の行った口に手を当てる活動は素晴らしいものだと思う。
そもそも、観戦するサポーター(一般視聴者)に責任を負わせるのも間違いなのではとも思う。
東京オリンピックでも、不正が続々と報道されてきているわ、競技場設立のための住民強制移転もあった。
昨今の祭典は、どれも弱者を虐げたうえに成り立ってるのではないかと感じる。