日本で博士が就職できないのはなぜか?
博士の就職支援を強化、政府が企業向けに手引作成へ…採用ゼロの企業が76・6% : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
「博士の就職」に固執してて解決できる問題とは思えません。根本原因のひとつをひとことでいえば、
「日本の採用が、地頭の良い若者を採用して、いちから教育するスタイル」
だからという側面があります。
年齢問題
このスタイルだと、博士である時点で、大卒よりも年齢的に不利になります。
この問題に政府がまともに対応するのであれば簡単。博士号取得を一般的な大卒までに実施できる教育制度。22歳で大学卒業するのが一般的であるのなら、22歳までに博士号を取得できる教育制度が必要です。飛び級認めてしまえばいいのです。例えば、15歳で大学卒業できるのであれば、22歳までに博士号を取得も可能です。
知識・経験問題
博士の年齢を考慮して、中途扱いで採用するというのもひとつの解決手段です。新卒が3〜5年で得られる知識・経験と、博士の知識・経験を天秤にかけた時に、どちらが企業としてメリットがあるか?という点です。
博士号の内容がビジネスに適合しているのか?がポイントで、就職できないというのは、博士の知識・経験が生かせるビジネスが無いのです。要するに、就職したければ、ビジネスに生かせる、もっと具体的にいえば、儲かる知識・経験を「博士」という肩書きで証明が必要です。
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