📖3つの真実📖

また今年も読書のオフがやってきました。
昨年同様、普段からお世話になっている先輩に、客観的にみた僕に足りないものを補ってもらう良書をお聞きしました。
例によって罵詈雑言とも受け取れるような愛の言葉と一緒に、
今年は「3つの真実」野口嘉則著を教えていただきました。

この本はその先輩自身も悩みがあったときにお世話になっていた方から教えてもらって、その先輩にも影響を与えた本ということで、
僕もこの本や先輩にあやかって、一皮剥けようという魂胆です。

さて、グダグダと前置きが長くなりましたが、今回の3つの真実という本にはサブタイトルがあります。

〜人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密”〜

この本はミスター目標達成を自負する実業家の主人公が、
事業において大きく困難なアクシデントに見舞われます。

事業・家庭と様々な方面で問題を抱え、
自分を見失いそうになる主人公がとある老人に導かれ、
愛と幸せの本当の意味をしり、
豊かな人生を歩むためのやり直しを図るストーリーです。

終始、へぇーと言いたくなるような、そして自分を見透かされているようなストーリーが続くのですが、
自分の備忘録として、2つここに残します。

まず、
「人間の行動の動機は、突き詰めていくと愛か怖れのどちらかしかない」

つまり、そこに愛はあるんか？ってやつです。

怒ってしまう人、それは自分が無視されているんじゃ無いか、尊敬されていないんじゃ無いか、舐められているんじゃ無いか、
それらは相手に対する怖れという一次的な感情を二次的な感情で隠してしまっている状態であるわけです。

何のため、それをしますか？
トレーナーで言えば、誰のためにテーピングを巻きますか？
治療家で言えば、何のために施術をしますか？

もっと具体的に言うと、
グラウンドの中を走って移動する。
その行動は愛でしょうか、怖れでしょうか？
それが愛によるものならば、走って移動することで、早く選手に水を渡してあげられるかもしれない。そう考えているかもしれません。
ですがそれが怖れによるものであれば？先輩や上司のトレーナーに言われたから、怒られたく無いから、そういった怖れによって走っているのかもしれません。

後輩がなにか上手くいっていないときに、僕が怒ってしまったら？
後輩がミスすることで、僕が監督責任で上からなにか言われるかもしれない、選手に迷惑をかけてしまうかもしれない。それらも怖れを隠すために怒っているのかもしれない。
その後輩のためを思うなら、怒るのではなく、一緒に悩み原因を考え、改善することが選手のためになると、愛を持てるかもしれない。

自分の行動原理をポジティブな表現にできるように。愛を原動力に動くと、周りも自分に愛を返してくれる。そんな姿を目指したいと感じる一章でした。

そして
「自分のDoingでもHavingでもなく、自分のBeingをそのまま無条件に受け入れられたときに、その子の自尊心は満たされる」

Doingとはその人の行動や行為のこと
HavingはそのDoingの結果得られるもの
Beingはその人自身のこと

人はよく行いや成績で評価されたり、認めらる。
しかし、DoingもHavingもその人自身ではなく、その人の付属物でしかない。

その人自身を愛すること。どれだけできているだろうか。

両親は僕のBeingを受け入れ愛してくれていると実感できる。

さて、では僕はどれだけ周りの人たちのBeingを見ているだろう。
DoingやHavingで評価していないだろうか？

家族を除いたときに、友達、同僚、先輩、上司、（恋人？）、身の回りにいる人たちはどれくらい僕のBeingを受け入れてそばにいてくれているのか。

自分の行動原理が愛になれば、相手そのもの、つまりBeingを愛せるようになり、愛し接すれば愛されるようになる。

他にもたくさんの、自分の心を豊かにする考え方が載っている本でしたが、この2つは、自分の言葉で言語化したかったので、ここにアウトプットさせてもらいました。

今までどれだけ小さな男だったのか。
この本に出会い少しでも、諸先輩方のようなかっこいい男になれるよう、そのきっかけを見つけた気がします。

自分もいつか後輩に愛をもってこの本を紹介できるように。

自分が何のために頑張りたいのか、見つめ直せる1冊です。
是非読んでみてください。

p.s. 読感文も3年目にしてようやく、安心感を持って提出できる日が来ました。アラサーと呼ばれる年齢にもなり、改めて襟を正して
「挨拶・返事・期日厳守」　基本をしっかり邁進します。