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わたしのニューノーマルな生活

完全リモートワークはかれこれ1年と3ヶ月目に突入した。

一気に広まり浸透したリモートワーク、オンライン会議。
完全リモートワークでもなんとか働けるなんてラッキーな職種だし、素早く移行してくれた会社にも感謝。

働き方が変わると生活習慣もまたガラッと変った。

リモートワークになって一番の変化は、何と言っても睡眠時間が長くなったこと。
通勤時間がないのはもちろん、仕事帰りに食事に行くことがなくなったのが大きい。

睡眠時間に関しては昔から困っていた。
というのも、私にとって完璧な睡眠時間は10時間だから。夜どんなに早く寝ようが遅く寝ようが関係ない。一度も目を覚ますことなくぶっ通しで10時間眠る。
普通に生活していたら睡眠時間に10時間も確保するのは到底無理だ。たいてい7、8時間ほどの睡眠になってしまう。
そのため、寝不足モードを通常モードとして生活し、休日にたっぷりと眠る。
最近知ったのだが、"ロングスリーパー"と呼ばれる長時間睡眠が必要な人がいるらしい。きちんと調べたわけじゃないので私が当てはまるかわからないが、自称ロングスリーパーということにした。

自称ロングスリーパーである私にとって、通勤なし・外食なし というのは最高だ。
家で早く夕食を食べて、早く寝られるから。
毎日よく眠ることにより、朝からスッキリ目覚め、昼間に眠くなることは全くなくなった。完璧な通常モードを獲得し、以前より日中を元気に活動的に過ごせるようになった。頭がスッキリしているせいか読書をすると今までの倍ぐらいの速さで読めることに驚いた。このリモートワーク期間でたくさん本が読めそうでうれしい。


他の大きな変化は、野菜を可愛がることによって芽生えた母性。
暇すぎるせいか、初めて植物を育ててみようという気になったのです。せっかく育てるなら食べられる方がいいと思い、野菜を育てることにした。

これまでは野菜や植物を育てた経験も興味もなかった。土に触ったこともほとんどなく、虫も大嫌い。そんな私がホームセンターで土・プランター・種を買い込みベランダで土いじりをしている。自分でも不思議だ。

しかしいざ始めると、1日に何回もベランダに出て様子を見る。大雨や強風の日にはベランダの野菜が心配でソワソワ。お母さんになったような気分だ。
お母さんだ母性だといっても、成長すれば食べてしまうのだけれど。

一生懸命世話をしてできた野菜を収穫するのは嬉しい。達成感もある。そして何より食べるとおいしい。素材の味をいかす食べ方を試行錯誤するのもまた楽しい。
次はトマトとナスと枝豆が食べられるのを楽しみにしている。


悪い変化は一つ、ずばり運動不足。
今思うと家から会社までの移動は、なかなかの運動だった。さらに社内の移動もそれなりに歩く、トイレに行くだけでも自宅よりは距離がある。通勤も社内も階段の上り下りが多い。
起きてから家の中でパソコンの前に座っているだけの今、運動不足なのは当然だろう。
そこで、今年の2月から始めたのが散歩・ジョギング・ヨガ。
以前もnoteに書いた通り、現在もゆるーく続けている。

つまり私のニューノーマルな生活は、毎日10時間眠り野菜を育て食べときどき運動する生活。

ひどく地味だけれど、必要なことだけをぎゅっと濃縮したこの生活は、以前よりも人間らしく感じる。

続けていけば、いわゆる"丁寧な生活"ができるのかもしれない。


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