September Wind
風が季節を、君を置いていく
遠い街、見上げる空は青くどこまでも続く
私は海を越えられない
微かな希望を抱いて
街を出てみる
出会った恋は袖も触れずに通りすぎた
秋風が吹く旅に出る
どこまでもついていく、とかわした約束
胸に灯すのはあの日の光景
いつまでも変わらないと思っていた
いつかは叶うと思っていた
宵の空
傾く月に願いをかけることだけが変わらない
日々に流されていく
今どこを旅している
出発点も目的地も曖昧になる
青い空の下 君からの便りを待っている
君のためだけの歌は今日も心を流れていて